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「ポケモンGO」人気の裏では問題も―― 深夜も人で賑わう“聖地”鶴舞公園の実態をレポート

ねとらぼ 7月31日(日)13時34分配信

 今、名古屋市昭和区にある「鶴舞公園(つるまこうえん)」が全国から注目を浴びています。「ポケットモンスター」シリーズに登場する「モンスターボール」にそっくりな噴水があることや、園内にポケストップが多くあることなどから、いつしか「ポケモンGOの聖地」と呼ばれるようになり、連日昼夜を問わず大勢の人が詰めかけています。

【ゲーム内ではルアーモジュールが刺さったポケストップが大量に。これなら人が集まるのも分かる】

 しかし、現地は大学病院や住宅街と隣接しているため、夜間の騒音や違法駐車による渋滞などの問題も起こっています。今回はこの鶴舞公園を実際に訪れ、私も名古屋在住の1人のポケモンGOプレイヤーとして、現地の実情を見てきました。

 筆者が現地に着いたのは、29日金曜の午後8時前。普段だと、この時間はあまり人がいませんが、ポケモンGOの効果により既に多くの人で賑わっていました。年齢層は子どもから50代ほどまでと幅広く、意外と1人で来ている女性が多く驚きました。

 午後10時ごろには、からあげ・たこ焼き・パン・飲み物の行商人が出てきました。取材を試みたものの、残念ながら断られてしまいました……。

 日付が変わり、30日土曜0時過ぎ。まだまだ大勢の人が鶴舞公園にいます。

 「レアなポケモンが出た!」という叫び声(100メートル遠くにいてもはっきり聞こえたくらい)とともに、噴水塔を囲む池から激しい水しぶきの音が。見ると、池の中に若者が入っていき、騒いでいました。連日公園に来ているというポケモンGOプレイヤーに聞いたところ、その人が見た限り池に人が入るのはこれで2回目とのことでした。

 また路上駐車の問題を確認するため、深夜1時半に公園の外周へ移動。29日は愛知県警が機動隊員など多数の警察官を投入し、路上駐車を取り締まったタイミング。

 今度は、名大病院側の道路を歩き、名古屋工業大学(名工大)側の入口から鶴舞公園へ入りました。

 ゴミが問題になったせいで清掃回数が増えたのか、園内でゴミを大量に見かけることは少なかったのですが、それでも休憩所付近にはコンビニ袋に入れられたゴミが大量に放置されていました。ペットボトルや缶、袋といった小さいゴミが依然多い印象でした。

 公園でポケモンGOをプレイしていた19歳の男性2人組、Aさん・Bさんに話を聞きました。2人はポケモンGOに熱狂的にのめり込んでおり、最もCP(コンバットポイント)が高いポケモンを見せてもらいました。

 車で来たというAさんは、連日0時から5時まで鶴舞公園で過ごしているとのこと。

「人が多くいるので、治安には不安を感じていません。ただ、配信2~3日後までは警察が1~2台しかいませんでしたが、今日は特に駐禁を切っている(駐車禁止区域に駐車したため違反切符を切る)様子を多く見ました」

 Bさんは、ポケモンGOの魅力についてこう語りました。

「他のソーシャルゲームに比べて、ポケモンGOだと無限に遊ぶことができます。また、ルアーモジュールは自分だけではなく他の人もポケモンが出やすくなり、皆で遊ぶことができることが良いと思います」

 取材を終えて、いったん筆者は現地を後に。

 翌30日午後1時。筆者はまた聖地に戻りました。日中はとても暑く、日陰でゲームをプレイする人が多く見受けられました。

 会社組合活動の一環として、各地の公園のゴミ拾いのボランティアをされている方々がいたので、ゴミの撮影をさせて頂きました。始めてまだ10分ほどですが、普段よりもゴミの量が多く、特に飲み物のゴミが多く感じるとのこと。

 名古屋在住のポケモンGOプレイヤーとして、「聖地」があることをとても誇らしく思っています。ただ、その反面、滞在した約8時間の間に、騒音・ゴミなどの問題を目の当たりにすることで、とても悲しく感じました。

 鶴舞公園がこれからどうなっていくか、正直予測ができません。ただ、公園に来る全ての人が楽しく過ごすことができるよう、1人1人が周りに気を配っていくことが大事なのではないでしょうか。今後の展開がとても気になります。

最終更新:7月31日(日)13時34分

ねとらぼ