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ASEANの日系会議所会員数7000社へ。ミャンマー進出増える

日刊工業新聞電子版 7月31日(日)17時26分配信

経済減速で伸び鈍化。カンボジアなどが数字押し上げる

 東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国にある日系商工会議所の会員数が、2016年内にも7000社に達する見通し。6月時点で6900社を超え、2012年6月の約5000社と比べ、4年間で4割増えた。ミャンマーやカンボジアなどへ進出する企業の増加が数字を押し上げている。ただ、近年はASEANの経済成長が減速するとともに、会員企業数の伸びも鈍化している。

 ASEAN事務局などのデータを基に日本貿易振興機構(ジェトロ)が集計したところ、ASEANにある日系商工会議所の会員数は、16年6月時点で6914社だった。前年比では5・9%(389社)の増加。

 最も伸び率が高かったのはミャンマーにある日系商工会議所で、前年比29・7%増の310社と、300台を突破した。

 カンボジアの日系商工会議所も同13・5%増の218社と2ケタ増。ベトナムは同6・7%増の1562社と、伸び率ではミャンマーなどに及ばないが、増加数では99社増と、一番多かった。一方、比較的経済が成熟したブルネイは過去4年間、3社で横ばい。マレーシアは過去1年で3社しか増えなかった。

 ASEANは11年以降のミャンマーの市場経済化やインドネシアのモータリゼーションなどから、12年、13年と日本企業の進出ラッシュに沸いた。しかし、近年は一番の貿易相手国である中国経済の減速のあおりを受け、成長率が12年の5%台から4%台(16年予測)に低下。さらにミャンマーの政権交代やタイの軍事政権の長期化など政治情勢の不透明感が足を引っ張り、進出数の伸びが鈍化している。

最終更新:7月31日(日)17時26分

日刊工業新聞電子版