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図書館を上手に活用して読書感想文を書くコツ

ベネッセ 教育情報サイト 7月31日(日)12時1分配信

読書感想文を上手に仕上げるため、大切なのが本選びです。そこで、図書館を活用して読書感想文にぴったりの本を探す方法について、大田区立羽田図書館・司書の凍田伊津子さんに伺いました。

自分にぴったりの本、どうやって見つける?

夏休み、読書感想文のために読む本を探しているんだけど……と、カウンターに相談に来るお子さまは多いですね。保護者のかたが来られる場合もあります。読書感想文を書きやすい本を選ぶことは大事ですが、それ以上に、自分が興味のあること、好きなことにつながる本を選ぶのがコツです。興味のない内容だとそもそも読むのが苦痛ですし、自分なりの感想を持つことが難しくなります。

図書館には、児童書を紹介した読書紹介本もありますし、子どもの読書を推進するNPO法人やボランティアがまとめた小冊子を置いていることも多いので、そこからご本人の興味に沿って選ぶのもよいですね。

実際に手に取ってパラパラ読めるところが、図書館のよさです。子どもたちの好みは、たいていはっきりしていますので、手に取ってみて「なんとなく面白そう」「タイトルや表紙の感じが好き」といった勘はわりあい外れないようです。保護者のかたが本選びを手伝う場合も、最後はご本人に任せたほうがよいでしょう。

レファレンス・カウンターで相談する

どの本が自分に合いそうかわからないという場合は、ぜひカウンターにご相談ください。司書が図書館の資料を利用して、調べものや読みたい本を見つけるお手伝いをすることを「レファレンス・サービス」といいます。レファレンスは、私たち司書の大切な仕事です。ぜひお気軽に声をかけていただきたいですね。

小学生のお子さんに「読書感想文用に、どんな本を読めばいいかわからないんだけど……」と聞かれた場合。たとえば私なら、まず「君は何が好きかな?」というふうに尋ねていくと思います。で、答えが「電車!」だったら……電車かあ、電車が出てきて、この子にとって面白く読めそうで、感想文に向く本は……と考えながら蔵書検索システムを使って調べていきますね。ほかにも、過去に読んで面白かった本の傾向から探す、流行に敏感そうな子なら、過去のベストセラーから探すなど、さまざまな方法があります。

好きな分野や趣味、習い事、今まで読んで面白かった本、今読みたいのはこんな本……など、カウンターでできるだけ具体的に教えていただければ、こちらは求める本をご提供しやすくなります。しかし、「何か面白い本ない?」といった漠然とした質問にお答えするのも、司書の仕事のうちですから、どうか遠慮なく声をかけてくださいね。

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最終更新:7月31日(日)12時1分

ベネッセ 教育情報サイト