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元NHK記者、オスプレイ配備後を小説に

佐賀新聞 7月31日(日)11時41分配信

 元NHK記者の柳原忠行さん(72)=佐賀市=が、新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備後の世界を想定した近未来小説を執筆、文芸同人誌「佐賀文学」に寄稿した。柳原さんは「オスプレイが配備されたら、佐賀がどう変わっていくのか判断材料にしてもらえれば」と語る。

 タイトルは「近未来の風景-オスプレイが飛ぶ日-」。地元新聞社の若手記者を主人公に、恋人で佐賀県警の女性警察官らが、米兵による女子中学生乱暴事件に巻き込まれていく様子を臨場感あふれる筆致で描写した。オスプレイが県庁周辺に墜落するという衝撃の結末へと導く。

 米兵や軍属による沖縄での度重なる凶悪犯罪、米軍機が絡む事故を参考に細部を構成している。

 柳原さんは、2004年に沖縄国際大の敷地内で起きた米軍ヘリ墜落事件を例に挙げ、「米軍による妨害で、警察は現場検証すらできなかった。日米地位協定を見直さないと、佐賀でも十分起こり得る。経済優先でオスプレイ配備計画を推進していいのか熟考すべき時期にある」と訴える。「佐賀文学」はA5判、182ページ、864円。県内の主要書店で取り扱っている。

最終更新:7月31日(日)11時41分

佐賀新聞