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無料の幼児、新幹線の座席利用はOK? 家族でより列車を楽しむ基礎知識

乗りものニュース 7月31日(日)7時0分配信

幼児でもきっぷが必要になる場合も

「新幹線で幼児にも座席を使わせていいのか」

 日本の鉄道では基本的に、大人に連れられている幼児は無料で列車に乗車可能です。そのため、列車が混雑している場合は幼児が座っている席をきっぷを買っている人に譲る必要があるのだろうかと、インターネットの質問サイトなどでしばしば話題になることがあります。いったい、ルールではどうなっているのでしょうか。いよいよ夏本番を迎え、旅行や帰省で鉄道を利用する人も多いと思いますが、その際の参考にしてもらえればと思います。

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 JRでは原則として、1歳未満の「乳児」と1歳以上6歳未満の「幼児」は、運賃(乗車券)と料金(特急券など)が不要、つまり無料で乗ることが可能です(6歳になっても小学校入学前の3月いっぱいまで「幼児」扱い)。しかし、そうならないこともあります。

・「幼児」の人数が多い場合
「おとな」もしくは「こども」1人につき無料なのは「幼児」2人までで、3人目からは「こども」の運賃、料金が必要です。

・「幼児」だけで乗車する場合
「こども」の運賃、料金がかかります。

・「幼児」「乳児」が1人で指定席やグリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台などをひとつ利用する場合
「こども」の運賃、料金がかかります。

 具体的にはどうなるのか、続いて見ていきましょう。

「指定席」と「自由席」で変わってくる状況

 幼児を連れて列車に乗る際、指定席を利用し幼児にも座席を使わせるときは、幼児のきっぷも購入せねばなりません。たとえば新幹線、また特急に「おとな」2人と「幼児」1人で乗る場合、具体的には「おとな」2人分の運賃と料金(乗車券と特急券)、「こども」1人分の運賃と料金が必要です。「幼児のきっぷは指定席の券(特急券)だけでいい」というのは誤りなので、注意しましょう。

 ただし、幼児を大人のひざの上にのせるなどし、座席を使わない場合、「おとな」2人分の運賃、料金のみで乗車できます。グリーン席(自由席グリーン車を除く)の場合も同様です。

 このため「幼児の指定席利用」は、正規のきっぷを購入していればルール上、問題ありません。

 では、自由席はどうでしょうか。幼児を連れて新幹線や特急の自由席に乗る場合、先述した人数制限を超えなければ、幼児に座席を利用させてもそのぶんの運賃、料金は不要です。具体的には「おとな」2人と「幼児」1人の場合、「おとな」2人分の運賃と料金のみで乗車でき、幼児も座席が使えます。

 しかし難しいのが、「自由席で混雑している場合」です。「幼児はお金を払っていないのだから、大人のひざの上にのせて、きっぷを買っている人に座席を譲るべきだ」という考えも成り立つかもしれません。

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最終更新:8月1日(月)17時44分

乗りものニュース

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