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【高校総体】陸上女子1500m 西脇工(兵庫)が1~3位独占!「冗談が現実に」

高校生新聞オンライン 7月31日(日)6時30分配信

 全国高校総体(インターハイ)陸上の女子1500メートル決勝が7月30日に岡山市のシティライトスタジアムで行われ、高橋ひな(兵庫・西脇工3年)が高校歴代3位となる4分15秒82で優勝した。西脇工は田中希実(2年)が4分15秒95で2位、後藤夢(2年)が4分16秒69で3位に入り、「メダル独占」を達成。高橋は「ワンツースリーは自分の勝ち以上にうれしいです」と声を弾ませた。(文・中尾義理、写真・幡原裕治)

 16人で争われた決勝レースは6月の日本選手権2位で優勝候補の田中が2周目から先頭に立ち、高橋は集団後方につけた。残り300メートルで田中がスパート態勢に入り、集団が一気にばらけると、高橋、後藤が追走。ロングスパートは田中の勝ちパターンだったが、あきらめなかった高橋がフィニッシュ目前で逆転した。

 フィニッシュ後、「狙おうかと冗談みたいに言っていたワンツースリーが現実になるなんて」と高橋。西脇工3人娘は抱き合って「ひな先輩、のん(田中)、夢、やったー」と互いの名前を呼び合った。

高橋、苦境から復活V「何度もやめようと…」

 高橋は一昨年のインターハイ女子800メートルを1年生で制したが、2連覇を期待された昨年は6位。けがや体重が増えるなどして思うように走れない、苦しい時期も長かった。「もうあかん。もう走れん。陸上部やめようかなって何回も思いました」と振り返る。

 支えてくれたのは、両親やチームメイト、田中や後藤ら後輩、そして「お前はここで終わったらあかん」と励まし続けてくれた前田泰秀先生だ。周囲の支えを思い、高橋は「もう全国優勝は取れないと思っていました。自分の力だけでは勝てなかったです」と目を赤くしていた。

田中「うれしい2位」

 惜敗の田中は「抜かされたのが、ひなさんだったので、おかしな話ですが、うれしい2位です」と悔しさは見せなかった。

 まだ、高橋は800メートル、田中は3000メートルがある。この夏もう一度、輝きを放つつもりでいる。

高校生新聞社

最終更新:7月31日(日)6時30分

高校生新聞オンライン