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侍ジャパンU-15、キューバ破りW杯連勝発進 小山が打撃改良で先制適時打

Full-Count 7月31日(日)11時38分配信

4回にセンターオーバーの適時二塁打、「絶対に決めるという強い気持ちで」

「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」は30日に予選リーグ2試合目が行われ、侍ジャパンU-15はキューバ代表に4-0で快勝。前日のオーストラリア戦(13-0)に続く完封勝利で、連勝発進となった。

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 日本に先制点をもたらしたのは、5番・サードでスタメン出場した小山翔暉のバットだった。4回。1死一、三塁で2球目のストレートを捉えてセンターの頭上を越す適時二塁打。送球間に三塁も陥れた小山は「前の走塁でチャンスを潰してしまった。絶対に決めるという強い気持ちで(打席に)入りました」と振り返った。

 0-0の均衡を破る一打には伏線があった。2回、小山は4番・嘉手苅将太の内野安打に続き、一二塁間を破る右前打を放った。得点圏に走者を置き、6番・植田太陽はバント。ところが、投前に転がり、キューバの先発投手であるフラニー・コボスは三塁に送球。二走・嘉手苅は三塁でアウトになった。

 1死一、二塁になったと思われたが、二塁にいた小山は、送球を受けたキューバの遊撃手がピッチャーにボールを返そうと三塁を離れた瞬間を逃さず、三塁へゴー。しかし、慌てて三塁手が戻ったことでタッチアウトとなった。無死一、二塁からあっという間に2アウトになり、この回に得点することはできず。紙一重でアウトにはなったものの、積極的な姿勢は見せ、次の打席につなげた。

ライナー性の打球を意識した打撃練習で結果残す、31日韓国戦へ「気を引き締めて」

 1打席目にライト前、2打席目にセンターオーバーのタイムリーとチームで唯一、外野に2本のヒットを放った。「(相手投手は)スピードがあったのでポイントを前にして詰まらないようにいこうと思った」と小山。代表入りが決まってからはスピードボールに対応するため、トップを早く作り、バットを最短で出すことを意識したスイングに改良した。

 ライナー性の打球を意識して打撃練習に取り組んできたが、2点タイムリーはセンターの頭の上をグンと伸びていく会心の当たりだった。「先制点が欲しかったので、2点が入ってすごく嬉しかった。チームも勢いづいたと思う」とうなずいた。

 前日は代打からの途中出場。「自分の100パーセントの力を発揮できなかった。次は出そうと思った」と初戦の悔しさをぶつけ、3打数2安打1四球でチームに貢献した。ユニホームを真っ黒にし、全力でプレーした小山は「しっかりと気を引き締めて、いい流れで明日も勝ち、世界一を目指して頑張っていきたい」と、31日の韓国戦を見据えた。

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

最終更新:7月31日(日)12時3分

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