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優生思想に戦慄 全肢連・全国大会

カナロコ by 神奈川新聞 7月31日(日)7時30分配信

 全国肢体不自由児者父母の会連合会(全肢連)の全国大会が30日、横浜市中区の県民ホールで始まった。同連合会の植松潤治副会長は相模原の障害者施設殺傷事件を受けて「子どもたちの不安が広がらないよう、家族や支援者が力の限り尽くす」との声明を発表した。

 式典の冒頭に、犠牲になった19人に黙とう。植松副会長は「障害のある方の尊厳が今なお軽んじられていることに大きな衝撃を受け、それ以上に怒りを禁じ得なかった」と言及。「差別や虐待を超越した『障害児なんていなくていい』という優生思想を若者が発したことに戦慄(せんりつ)を覚えた」と述べた。

 またNPO法人「DPI(障害者インターナショナル)日本会議」の尾上浩二副議長が講演し、「『障害者が安楽死できる世界を求める』というあってはならない目的で殺傷された。共生社会の対極にある。こんなことが起きない社会をつくっていきたい」と話した。

 全国大会は31日まで行われ、肢体不自由児者や保護者ら約1200人が参加する。

最終更新:7月31日(日)7時30分

カナロコ by 神奈川新聞