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夏告げる幻想の光 ちょうちん2千個

カナロコ by 神奈川新聞 7月31日(日)9時0分配信

 城下町に夏の訪れを告げる「小田原ちょうちん夏まつり」が30日、小田原市城内の小田原城址公園・二の丸広場をメイン会場に始まった。市観光協会の主催で25回目。夜にはお堀に飾られたちょうちん約2千個に明かりがともり、周辺を幻想的な雰囲気に包んだ。

 お堀のちょうちんは、小田原市や箱根町内の小学生が一から製作した。来場者らによるカウントダウンで一斉に点灯されると、会場のあちらこちらから歓声が上がった。

 メイン会場で人気を集めていたのは、オリジナルの一品を有料で作ることができるコーナー。参加者は「小田原ちょうちん製作ボランティアの会」のメンバーの指導の下、1時間ほどで自分だけの作品を完成させた。千葉県船橋市から帰省中の小学2年の児童(8)は「竹ひごにのりを付けるのが難しかったけど、上手にできた。出来は95点」と満足そうにほほ笑んだ。

 小田原ちょうちんは職人・甚左衛門が江戸時代中期に考案したとされる。(1)上下のふたに大雄山最乗寺の霊木を使うことから、魔よけの効果がある(2)折り畳むと懐に入ることから、携帯に便利(3)胴の蛇腹部分の竹ひごが四角く削られているため、のり付けしやすく、雨などではがれにくい-という三つの特徴を持ち、旅人に人気を博したという。

 夏まつりは31日までで、正午~午後8時半。ちょうちんの点灯は8月7日までで、午後6時半~10時。まつりに関する案内は、市観光協会電話0465(22)5002。

最終更新:7月31日(日)9時0分

カナロコ by 神奈川新聞