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阪神狩野が神った!天敵・ジョーダン初撃破、金本監督も最敬礼

デイリースポーツ 8月1日(月)6時59分配信

 「阪神6-1中日」(31日、甲子園球場)

 さすが代打の神様や!阪神の狩野恵輔外野手(33)が起死回生の一撃でチームを救った。0-1の七回、2死一、二塁から左翼線へ逆転の2点適時二塁打。これまで4戦3敗と苦手にしていたジョーダンを撃破し、チームは単独4位となった。7月は10勝13敗と負け越したが、「ウル虎の夏2016」6連戦は5勝1敗。この勢いで8月はAクラス浮上だ。

 迷いなく振り切った。若虎がつくった好機。プロ16年目、33歳が逃すわけにはいかなかった。鳴りやまない狩野コールに「気持ちよかったですね!」。頼れるベテランの活躍で甲子園は最高潮の盛り上がりに達した。

 1点ビハインドの七回2死一、二塁。それまで虎打線は“天敵”ジョーダンの直球に差し込まれていたが、狩野は140キロをしっかり振り切った。「真っすぐが来たら思い切って打ってみよう」。放たれた打球はワンバウンドで左翼フェンスに到達した。

 中谷と北條の連打で回ってきた出番。岩崎の力投もあった。「2人がつないでくれたし、岩崎も汗かいてユニホームに泥を付けて頑張ってくれていた。どうにか勝たせたかった」。心の内を明かすと、ほんの少しだけ目尻は下がった。

 起用に応えてくれた代打の切り札。「(体の)開きが早くてなかなか結果が出ない時期があったけど、本人も分かっていたこと。自分がなぜ打てないのか、なぜダメなのかという自己分析ができている証拠だと思う」。金本監督も最敬礼だ。

 代打は1打席が勝負。「レギュラーに比べたら簡単」。狩野はそう表現するが、決してたやすいポジションではない。結果を出すために試合の序盤からネクストバッターズサークルに入り、相手の球筋、球種を見極める。地道な積み重ねが結果に結びついている。

 28日・ヤクルト戦(甲子園)でのことだ。青柳の代わりにネクストバッターズサークルに入った狩野は、ベンチから出てきた青柳と交代する際に耳打ちした。「バッターボックスでもランナーに、しっかり指示を出すように」。投手みんなに助言しているが、特に若い選手には念を押す。この日の岩崎にもそうだった。一丸となって戦うことを求める。

 ウル虎の夏6連戦は5勝1敗で乗り切った。2日からは長期ロードに出発。しばらくは本拠地を高校球児に明け渡す。借金10で順位は4位だが「次帰ってくる時には、順位をひとつでも上に上がって帰ってこられるように頑張ります」。背番号99が真夏のばく進劇を引っぱる。

最終更新:8月1日(月)7時24分

デイリースポーツ

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