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2016鈴鹿8耐決勝 ヤマハファクトリーが2連覇達成

エコノミックニュース 8/1(月) 11:03配信

 2016年7月31日、鈴鹿サーキットにて第39回鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝戦が開催された。

 11時30分、予定通りル・マン式のスタートで始まった決勝、68台のマシンが一斉にスタートを切る中でホールショットを決めたのは6番フリッドスタートのTeam KAGAYAMA清成龍一だった。清成は昨年と同じく抜群のスタートで序盤の主導権を握った。この清成にYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行、YOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCEの津田拓也、F.C.C.TSR Hondaのドミニク・エガーター等が追いすがり、序盤は強豪チームが上位争いを展開した。

 大きな混乱もなく始まった今年の鈴鹿8耐だったが、序盤から転倒者が続出。8ラップ目のシケインでは、3番手走行中のF.C.C.TSR Hondaのドミニク・エガーターが転倒しマシンが大破。優勝候補の一角と目されていたF.C.C.TSR Hondaだったが、ピットでの修復を余儀なくされ、大幅に順位を落としてしまった。

 そんなレース序盤、勢いよく追い上げてきたのがMuSASHi RT HARC PRO.の高橋巧。スタートではやや出遅れたものの、30分後にはYOSHIMURAの津田に追いつき、これをパス。快調に飛ばして3番手につけた。

 18ラップ目には、YAMAHAの中須賀がKAGAYAMAのペースの上がらなかった清成をパスしてトップに立ち、後続を突き放し始めた。その後、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは1時間に1回のペースで行ったピット作業、ライダー交代を完璧にこなし、他を寄せ付けない圧倒的な速さと安定した走りでレースを引っ張り続けた。

 これに対し思わぬトラブルに見舞われたのが2番手につけていたTeam KAGAYAMA。1回目のピットワークで後輪のジャッキが折れるトラブルに見舞われ、時間を大幅にロスした上、走行中にタイヤがバースト。二つのトラブルによる大幅なタイムロスによって順位を大きく落とし、優勝戦線から離脱してしまった。

 さらに、MuSASHi RT HARC PRO.もマシントラブルに見舞われた。ニッキー・ヘイデンの走行中にマシンが白煙を吐き、スローダウン。軽トラックでマシンをピットに戻しガレージで修復を試みたものの、トラブルが解消できずにリタイアという非常に苦しい決断に至った。

 YAMAHA FACTORY RACING TEAM が安定した走りで後続を突き放しレースを引っ張り続ける中、Team GREENとYOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCEの2番手争いや、エヴァRT初号機TRICKSTAR、YART YAMAHA、Moto Map SUPPLY、などによる4番手~7番手争いが白熱。抜きつ抜かれつのバトルが至る所で繰り広げられた。

 レース前半で完全に主導権を握りトップを行くYAMAHA FACTORY RACING TEAMは、その後もペースを落とすことなく2番手以下との差を広げ続け、そのまま念願の連覇を達成した。トップに立ってからは一度も先頭を譲らず、その速さと安定性は他チームを圧倒した。

 熾烈な2番手争いを制し2位でフィニッシュしたのはTeam GREEN、3位はYOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCE、4位はYART YAMAHA。序盤で不運なトラブルに見舞われたTeam KAGAYAMAは、マシン修復後に猛烈な追い上げを見せて6位でフィニッシュ。エヴァRT初号機TRICKSTARも7位と健闘した。

 今年の鈴鹿8耐は晴れ渡った空の下で行われ路面温度が上昇。夕方になっても気温32℃、路面温度は50℃以上という過酷な状況もあって転倒者が続出したが、セーフティカーの導入は1度もなく、6度もセーフティカーが入った昨年の決勝とは対照的な終フルスロットルの全力勝負となった。

 また、今年はセーフティカーの導入がなかったこともあり、現行コースでの最多周回数218ラップを記録している。

■2016鈴鹿8耐 決勝レース結果
 1.YAMAHA FACTORY RACING TEAM 218Lap
 2. Team GREEN 2\'17.883
 3. YOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCE 1Lap
 4. YART YAMAHA  4Lap
 5. Moto Map SUPPLY 4Lap
 6. Team KAGAYAMA 5Lap
 7. エヴァRT初号機 TRICK STAR 5Lap
 8. SatuHATI. Honda Team Asia 6Lap
 9. Mistresa with ATS 6Lap
 10. au&テルル・KoharaRT 6Lap

 今年の鈴鹿8耐決勝は転倒者こそ多かったものの、大きなクラッシュや雨の心配もなく、それだけにチームの実力やチームワーク、そしてマシン性能が如実に表れた。優勝したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行、ポル・エスパルガロ、アレックス・ロウズの3人のライダーは安定した走りながらアグレッシブに攻め、ライダーとマシン双方の速さを証明し、ピットクルーもミスのない作業でその走りをしっかりとサポートした。2連覇で波に乗るYAMAHAはまさに黄金期とも言えるだろう。(編集担当:熊谷けい)

Economic News

最終更新:8/1(月) 11:03

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