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萩姫プロジェクト帰還 京都から3カ月の旅路

福島民報 8月1日(月)9時58分配信

 福島県郡山市の磐梯熱海温泉に伝わる「萩姫伝説」で南北朝時代に萩姫が歩いたとされる京都からの道のりをたどった「萩姫プロジェクト」の一行は31日、磐梯熱海温泉にゴールした。
 「あっという間だった」。リーダーの菅野豊臣さん(43)は、約3カ月にわたるプロジェクトを振り返った。各地の住民と交流すると、福島県の場所さえあやふやな人もいた。「福島を知ってもらおう」と地図や観光パンフレットで丁寧に説明した。東京電力福島第一原発事故からの復興に向かう元気な磐梯熱海もアピールした。
 旧宿場町や温泉街も多く通った。群馬県安中市の磯部温泉では、旅館関係者だけでなく土産屋や料理屋など地域全体でまちづくりに関わる姿に感銘を受けた。菅野さんは「住民一人一人を巻き込んで、にぎやかな地域にしたい。新たなスタートを切る」と表情を引き締めた。
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 31日は郡山市役所を出発し、熱海中の生徒も参加して約60人で踏破した。
 到着を大勢の市民が出迎え、磐梯熱海駅で到着式を行った。菅野豊磐梯熱海温泉観光協会長があいさつし、品川萬里郡山市長らが祝辞を述べた。福島民報社から佐藤研一取締役・郡山本社代表が出席した。
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 萩姫プロジェクトは、今年で50周年を迎える「萩姫まつり」の記念事業として5月1日に京都市をスタート。メンバーは仕事の合間や休日を利用して郡山市を目指した。伝説にうたわれる500本の川を数えながら約750キロを徒歩や自転車で行脚した。観光誘客を目指し各地の商工会や観光協会、自治体を訪問した。延べ300人が参加した。今年の萩姫まつりは9、10の両日、磐梯熱海温泉で開かれる。

福島民報社

最終更新:8月1日(月)10時30分

福島民報