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【サッカー五輪代表】ブラジルに完敗…オーバーエージ選手に“誤算”

東スポWeb 8月1日(月)16時50分配信

【ブラジル・ゴイアニア30日(日本時間31日)発】リオデジャネイロ五輪に臨むサッカー男子日本代表は国際親善試合でブラジル五輪代表に0―2と完敗した。金メダル候補に大きな課題を突きつけられた上に、予想以上の力の差にオーバーエージ(OA)選手の選考が改めてクローズアップされる結果に。1次リーグ初戦ナイジェリア戦(4日=同5日)を前に手倉森ジャパンに“大誤算”が続いている。

 手も足も出なかった。前半は守備的な戦いで臨んだものの2失点。手倉森監督が「耐えて勝つ」と掲げた、しっかり守ってカウンターで点を取るという戦略はブラジルに通用しなかった。「90分間辛抱させられた。日本の歴史を変えると言いながら取り組んできたが、何か奇跡的なことが起きないとそうならない」と肩を落とした。

 ブラジルのエースFWネイマール(24=バルセロナ)とマッチアップした右サイドバックの室屋成(22=FC東京)は簡単に突破を許した。「単純に中に入っていくスピードが速かった。捕まえ方がわからないというのは感じたことのないようなレベルだった」と脱帽。圧倒的なレベルの差に自信喪失となりかねない状況だ。

 日本代表OBは「ブラジルに勝てるとは思っていないけど」と前置きした上で「やはりOAだね。3人とも悪い選手ではないけど、A代表の主力でも欧州組でもない。世界トップレベルでの国際経験もないからね。代表の舞台で修羅場をくぐっていないから、こういう試合で若い選手たちをリードできない。OAも経験がないのは五輪では厳しいかな」と指摘した。

 リオ五輪では協会側に選手を拘束する権利がないため、欧州組を招集するのは難しく、結果としてOAは国内組を選出。だが、OA選出のDF藤春広輝(27=G大阪)が「こういう経験をしたことがなかったので(ブラジルは)すごいと思った」と振り返るように、まったく対応できなかったのは指揮官にとっては想定外だろう。

 手倉森ジャパンでは、FW久保裕也(22)の所属するヤングボーイズが派遣を拒否し、参戦が微妙。スーパーサブとして期待されるFW浅野拓磨(21=アーセナル)も「疲労度が抜けていない状態」(手倉森監督)と万全ではない。そんななか、即戦力のOAに不安が露呈したことは、手倉森監督にとってまさに大誤算というしかない。

 それでも指揮官は「我々の立場を重々承知すべき。やられたことに落ち込むのではなく、まだ俺たちの力が足りないんだ、もっとやらないといけないというメンタル状態に早めに入っていければ。組織力を信じてやり続けていくしかない」と前を向いた。果たして初戦に向け、チームを再構築できるか。

最終更新:8月1日(月)16時50分

東スポWeb

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