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ここで50を迎えられて幸せだ!ユニコーンABEDON出ずっぱり「50祭」で山形愛叫ぶ

音楽ナタリー 8月1日(月)14時38分配信

ユニコーンのABEDON(Vo, Key, G)の生誕50周年記念ライブ「ユニコーン ABEDON50祭『サクランボー / 祝いのアベドン』」が、7月30日と31日に彼の生まれ故郷である山形県の山形市総合スポーツセンターにて行われた。この記事では、ABEDONの誕生日当日となった30日公演の模様をレポートする。

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ユニコーンのメンバーが50歳を迎えるたびに行われてきた「50祭」シリーズも、バンド内最年少のABEDONの公演をもって最後。出演者にはABEX GO GO、ABEDON and THE RINGSIDE、氣志團、ユニコーンが名を連ね、主役であるABEDONが出ずっぱりの約4時間におよぶイベントとなった。

「アヴェ・マリア」をバックに、幼少期の写真や若かりし頃の映像を流すオープニングムービーを経て、ABEDONとSPARKS GO GOのメンバーからなるABEX GO GOがステージへ。ABEDONはピアノの弾き語りで「夕立ち」を朗々と歌い上げ、自身のバースデーライブの幕開けを飾った。その後、ABEDONはギブソン・フライングVを抱え豪快なギターリフがさく裂する「VISITOR」や、ABEX GO GOの代表曲とも言える「おせわになりました」などをプレイ。八熊慎一(Vo, B)は「おめでとうございます。このたびはおめでたい日におめでたいことをしましょう」とABEDONに祝福の言葉を送り、ABEDONもその言葉に照れ笑いを浮かべる。最後にABEDONは「TOY JUMP」を熱唱し、「今日は最後まで楽しんでいってね!」という言葉を残してABEX GO GOとしてのステージを終えた。

ABEDON and THE RINGSIDEの出番になると、ABEDONがユニコーンの奥田民生(Dr, B, Vo)、八熊慎一、斎藤有太(Key)、木内健(G)という面々を引き連れて「アベドンバイエ」の掛け声を浴びながら登場。「Feel Cyber」や「R&R Shower」など最新アルバム「Feel Cyber」の曲を中心としたセットリストでライブを進行していく。また中盤では、ABEDONと奥田がツインボーカルでリスナーを魅せる「欲望」もパフォーマンス。2人による味わいのあるハーモニーに、会場にはしみじみとした空気が漂った。

転換中は、ABEDONがニューアルバム「ゅ 13-14」のマスタリング作業でニューヨークを訪問した際の様子が上映されたり、山形名物であるさくらんぼにちなんで「チェリー」をタイトルに含む楽曲が流れたりと、このイベントならではの演出が続々。集まった観客を存分に楽しませていた。

3番手を務めるのは、出演者の中で唯一ABEDONがメンバーとして所属していない氣志團。“ABEDONの愛弟子”とも言える彼らは、ABEDONがこれまでに発表してきた楽曲を往年の歌番組を模した「アベストテン」という歌番組形式で、“綾柳徹子”に扮した綾小路翔(Dragon Voice)とタキシード姿の星屑輝矢(微熱DANJI)による司会のもとパフォーマンスするユニークな企画を繰り広げる。氣志團の楽器隊はバックバンドとなって、ABEDONがユニコーン、ソロ、ABEX GO GOでとして発表してきた10曲を選び、それぞれを日本の有名ヒット曲風にアレンジしてカウントダウン形式で演奏していく。さらに、パフォーマーとして、ABEDON本人のみならず、ユニコーンのメンバーや出演者たちがコスプレをして入れ替わり立ち替わり登場。まず10位の曲として「忍者ロック」の演者としてABEDONの名前がアナウンスされると会場はざわつき始める。そして登場したのは、忍者に扮したABEDON。彼は氣志團の楽器隊の演奏をバックに手裏剣を投げながら「忍者ロック」を熱演して、オーディエンスを笑わせた。さらに川西幸一(Vo, Dr)が肩パッド入りの白いスーツで「WAO!」を熱唱したり、奥田が赤と白のストライプパンツという昭和アイドル風のいでたちで「欲望」を甘い声で歌い上げたりと大奮闘。ホットパンツ姿のEBI(Vo, B)と、サングラス姿の手島いさむ(Vo, G)が登場するとオーディエンスは騒然。特にEBIのホットパンツ姿にざわめきが止まず、彼がエモーショナルに「PTA~光のネットワーク~」を熱唱すると、今度は笑い声が響いた。

また、ABEDONはスタイリッシュな黒いスーツに身を包みEDMアレンジを施した「人生は上々だ」をランニングマンを踊りながら披露したり、奥田と共にロングコートをはためかせながら「開店休業」を熱唱したりと大忙し。氣志團のエンタテイナーぶりと、ユニコーンメンバーの熱演に拍手が送られる中、綾小路は氣志團のステージのコンセプトが「師匠を休ませない」だったことを明かして観客を納得させていた。

その後、いよいよトリのユニコーンの出番に。ABEDONがランボーを思わせる仮装、EBI、奥田、川西、手島がカラフルなマンボの衣装に身を包み、イベントのテーマソングの1つである陽気な「RAMBO N°5」をバックにノリノリで登場する。そして曲が終わるや否や5人は早着替えし、今度はそろいのつなぎ姿に。そこからは、川西がラップする「半世紀少年」を皮切りに、歴代の「50祭」のテーマソングが連発されていく。手島はナポレオンを彷彿とさせる衣装で「新甘えん坊将軍 ~21st Century Schizoid Man」を、奥田はサングラスに長髪姿で「ロック! クロック! オクロック!」を絶唱。さらにEBIは和太鼓を叩きながら「TAIRYO」を披露した。

MCで奥田は「疲れた! 今日だけでいいんじゃないか?」とぼやき、「氣志團ありがとう! 一切自分たちの曲をやらなくていいんでしょうか?」とつぶやき笑いを巻き起こす。ライブの後半で5人は「WAO!」「SAMURAI 5」といったライブの定番曲や最新曲「エコー」を演奏。本編のラストではABEDONのしっとりとした弾き語りから、ダイナミックなバンドサウンドに展開する新曲「50/50」が届けられた。

アンコールでABEDONは客席の後方から登場。エルビス・プレスリー風のフリンジ付きの白い衣装に着替えた彼は、紙吹雪を自ら撒き、「幸せ」コールを巻き起こしながらステージに向かっていく。ステージに無事たどり着いた彼は、「今日で『人生は上々』だー」と叫ぶとラストナンバーの「人生は上々だ」を歌い始めた。曲の途中で出演アーティストたちによってケーキが運び込まれるサプライズや、ABEDONがブルース・リーのトラックスーツに生着替えする演出も挟みつつ、ライブはにぎにぎしく終了。ABEDONは「おれはここで50を迎えられて幸せだ」「サンキュー山形! 俺が生まれたところ。愛してるぜー!」と故郷への思いを叫びステージをあとにした。

なお、ライブの模様は9月30日(金)にフジテレビNEXT ライブ・プレミアム / フジテレビNEXTsmartにてオンエアされる。

ユニコーン ABEDON50祭「サクランボー / 祝いのアベドン」2016年7月30日 山形市総合スポーツセンター セットリスト
ABEX GO GO
01. 夕立ち 02. ABEX 03. VISITOR 04. おせわになりました 05. TOY JUMP

ABEDON and THE RINGSIDE
01. Feel Cyber02. R&R Shower03. 欲望04. TALK TO THE LADY05. 不思議は不思議

氣志團
01. 忍者ロック02. WAO!03. 欲望04. PTA~光のネットワーク~05. 風~SMA~風II06. 夏の大将07. 人生は上々だ08. Feel So Moon09. 開店休業

ユニコーン
01. RAMBO N°502. 半世紀少年03. 新甘えん坊将軍 ~21st Century Schizoid Man04. ロック! クロック! オクロック!05. TAIRYO06. ひまわり07. WAO!08. SAMURAI509. エコー10. 50/50<アンコール>11. 人生は上々だ

フジテレビNEXT ライブ・プレミアム / フジテレビNEXTsmart「ユニコーン ABEDON50祭『サクランボー / 祝いのアベドン』」
2016年9月30日(金)21:00~22:55

最終更新:8月1日(月)14時38分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。