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【ボート】イン逃げばかりじゃつまらない…中、外の選手も頑張ってくれ

デイリースポーツ 8月1日(月)15時45分配信

 「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 初のナイター開催で注目を集めた住之江G1・太閤賞は、井口佳典(38)=三重・85期・A1=の優勝で幕を閉じた。準優、優勝戦の日は土日だったこともあり、レース場に足を運ぶファンも多く、場内も盛り上がっていたし、売上も57億円を超え、目標を達成。シリーズは成功に終わったと言っていいだろう。

 レースの方もG1らしく見ごたえのあるものが多かったが、準優メンバーが抜けた5日目の一般戦だけは、個人的に面白さを感じなかった。その5日目は1~11Rまですべてイン逃げでの決着。ほとんどが本命サイドの決着に終始した。

 9~11Rの準優は、予選を優位に進めたメンバーが内枠を固めるため、逃げても仕方がないと思うのだが、機力差がない一般戦なら中外勢が仕掛けていけば波乱の展開もありそうなものだが、ほとんどのレースで、1号艇が1周1Mを先に回ってすんなりと逃げ切るレースばかり。まるでリプレイを見ているかのような感覚だった。

 ゆったりとした進入、そしてスリットにも大きなばらつきはなく、インが強くなるのは当たり前のことではあるが、あまりにも逃げ、逃げ、逃げと続いてしまうとげんなりしてしまった。インコース以外の選手は勝つ気がないのでは?と思ってしまう。もちろん勝つ気がないわけではないだろうが、5日目の一般戦ともなればモチベーションの低下は少なからずあるのだろう。ただ、どんなレースであれど、舟券を買っているファンがいることを忘れないでほしい。

 ボートレースは舟券が売れてこその世界。支えているのはファンの1票、1票だ。本命党のファンはインばかりが勝って喜んだだろうが、穴党ファンは頭を抱えるしかなかったはずだ。結果的に逃げばかりというのは仕方ないが、もう少しインコース以外の選手には勝つ姿勢は見せてもらいたかったというのが個人的な意見だ。どんなレースでもファンを楽しませるレースを期待したい。(関西ボート担当・松下 央)

最終更新:8月1日(月)15時47分

デイリースポーツ