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【クイーンS】重賞連勝マコトブリジャール 小柄な馬体から繰り出す強烈末脚の秘密

東スポWeb 8月1日(月)21時51分配信

 札幌競馬場で行われた古馬牝馬によるGIIIクイーンS(31日=芝1800メートル)は、9番人気の伏兵マコトブリジャール(6歳・鮫島)が優勝。1番人気のシャルールをゴール前で捕らえて、福島牝馬Sに続く重賞連勝を決めた。1番人気が予想されたチェッキーノの直前回避(左前浅屈腱炎)で戦前から波乱ムードが漂っていたが、3連単は39万7120円の高額配当になった。

 リラヴァティが大外枠からハナを奪い、5ハロン通過が61秒5の超スローペース。四位=マコトブリジャールは1番人気のシャルールを目標に、折り合いをつけて4番手の最内をロスなく追走する。直線では抜け出したシャルールを一完歩ごとに差を詰め、ゴール直前でかわして重賞連勝を果たした。

 四位は「昨年に乗せてもらった時から洋芝への適性は感じていた。厩務員さんからもデキがいい、と聞いていたので期待していた。ここにきて本当に充実しているし、これで秋が楽しみ」とパートナーの走りを手放しでたたえた。

 鮫島調教師は「前走の福島牝馬S後にひと息入れたけど、いい仕上がりだった。函館からの輸送のタイミングはいろいろ考えたが、前回と同様に前日に競馬場に入った。輸送も特に問題なかった」。6歳にして重賞連勝。「特にどこかが素晴らしく良くなったということではないけど、年齢とともに馬がパンとしてきたということなんだろう」。続けて「それにしても400キロそこそこしかない馬なのに…。一生懸命走ってくれて頭が下がるよ」と笑顔で語った。

 次走は放牧後の状態を確認してからになるが「重賞連勝だからね。エリザベス女王杯(11月13日=京都芝外2200メートル)もあるかな」。明言は避けたが、秋には3歳時の秋華賞(9着)以来となるGIに参戦することになりそうだ。

 勝ちタイムの1分47秒7は同日の3歳上500万下(7R)に比べて0秒1速いだけだが、ペースが違うので比較にはなるまい。数字的なインパクトには欠けるものの、絶体絶命のピンチをひっくり返す勝負根性はまさに“さんしょうは小粒でもぴりりと辛い”を地で行くもの。目下の充実ぶりなら、しびれるような末脚で大仕事をやってのけるかもしれない。

最終更新:8月1日(月)21時51分

東スポWeb

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