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シャープ、決算説明会には空席が。その理由

投信1 8月1日(月)10時10分配信

やや閑散としていた決算説明会

経営再建中のシャープ <6753> は、2016年7月29日に2017年3月期Q1(4-6月期)決算を発表しました。筆者は同日開催された証券アナリストおよび機関投資家向け決算説明会に参加しましたが、会場は空席が目立ち、思ったより参加者が少なかったことが気になりました。

もちろん、7月29日は決算発表のピークであり、シャープと同じ時間帯にはソニー <6758> や日立製作所 <6501> も決算説明会を開催していたことが、参加者が少なかった最大の要因だとは思います。しかし、それ以外にも、いくつか理由があるのではないかと筆者は推測しています。

まず第1に、債務超過となっているシャープは、8月1日に東証1部から2部へ指定替えとなるためです。

必ずしも東証2部銘柄は注目されないということではありません。ただ、東証1部の指数に連動するファンドを運用しているファンドマネージャーやアナリストにとっては、2部に指定替えとなった銘柄を詳細に調査する必要性は低下します。そのため、おそらく彼等は日立かソニーの説明会に参加したはずです。

第2は、決算説明会の参加者数は企業の注目度を計るバロメーターであるため、“話題性”が低下したことも一因ではないかと考えられます。

業績が急速に悪化した昨年から2016年3月期決算まで、シャープはある意味で必要以上に注目されていました。その後、鴻海精密工業の傘下で経営再建を行うことが決まり、残る関心事が中国での競争法の認可取得がクリアーされた後、出資が行われるタイミングだけに絞り込まれてきたことが影響しているのではないかと考えられます。

第3は、7月26日と27日に複数のメディアからQ1決算について営業赤字が大幅縮小という報道が行われていたためです。ちなみに、ソニーや日立については、そのような観測報道はありませんでした。このことも、シャープの決算説明会への参加のインセンティブを下げた要因であると考えられます。

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最終更新:8月1日(月)14時30分

投信1

チャート

ソニー6758
3293円、前日比-90円 - 9月30日 15時0分

チャート

日立製作所6501
468.6円、前日比-14.1円 - 9月30日 15時0分