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「ドン・キホーテ」販売戦略担当者が語る、インバウンドの行方

qBiz 西日本新聞経済電子版 8月1日(月)11時32分配信

 ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の販売戦略を担うジャパンインバウンドソリューションズの中村好明社長と、米国出身の東洋文化研究家アレックス・カーさんを招き、インバウンド(訪日外国人観光)の受け入れ態勢を学ぶ講演会が25日、佐賀県唐津市相知町の相知交流文化センターであった。からつ観光協議会と唐津市議でつくる「からつ観光議員連盟」、佐賀県などが企画。約200人が参加した。

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 中村さんは、インバウンドについて「爆買いの特需は終わり、安定成長を考える時期にきている」と指摘。その上で「アジアにはこれから豊かになる国が多く、国際観光市場は伸びていく」と説明した。さらに「さまざまな利害や官民の壁を超えて連携し、社会のために奉仕、貢献する一体感ある地域を醸す力を備えるべきだ」と助言した。

 カーさんは、自身が手掛けた長崎県小値賀町や徳島県三好市祖谷地区の古民家再生事例を紹介。「地方の未来を占う上で決め手になるのは景観。観光客は歴史的な町並みや美しい自然に『何でもない魅力』を求めてやってくる」と話した。

 2人の講演に続いて、陶芸家の十四代中里太郎右衛門さんと唐津観光協会の山崎信二会長が加わり討論会を開催。中里さんは「唐津焼には自然の風合いが感じられ、欧米人はこうした東洋的なものに引かれている」。山崎さんは「唐津焼とともに唐津くんち(の曳山(ひきやま))は興味深い存在で、インバウンドの武器になる」と述べ、地域文化を生かして観光客誘致に取り組む大切さを強調した。

西日本新聞社

最終更新:8月1日(月)11時32分

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