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復興に向け一歩前へ 熊本地震で被災 南阿蘇鉄道が一部再開

日本農業新聞 8月1日(月)7時0分配信

 復興に向かって一歩前へ――熊本地震で被災し、運休していた南阿蘇鉄道が31日、約3カ月半ぶりに一部区間で運行を再開した。再開したのは全区間約18キロのうち、高森駅(熊本県高森町)から中松駅(同南阿蘇村)の約7キロ。地元住民の生活の足で、阿蘇観光のシンボルでもある同鉄道の復活に、復興への期待と喜びの声が相次いだ。

 午前9時半すぎ、1日駅長を務めた南阿蘇村の田上愛桜さん(8)と源楓翔くん(11)の合図で始発列車が高森駅を出発。県内外から多くの観光客も訪れ、人気のトロッコ列車を含め5往復を運行した。

 高森町の米農家、今村キミエさん(73)は「はようできんかと待ち望んでいた。高齢者が多い地域だけに病院にも外出にも鉄道が絶対必要」と強調。同鉄道の草村大成社長(高森町町長)は「南阿蘇地区にとって鉄道は生活の一部。全線復旧に向けて尽力していく」と改めて決意を表した。

 高森駅前では復興イベントがあり、JA阿蘇青壮年部高森支部のメンバーらが冷やしトマトなどの野菜を販売。農業復興もPRし、新たな門出を盛り上げた。

日本農業新聞

最終更新:8月1日(月)7時0分

日本農業新聞