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簿外の借入で信用失墜、大阪のバッグ企画販売(株)モード・フアムが破産申請へ

東京商工リサーチ 8月1日(月)15時12分配信

(株)モード・フアム(TSR企業コード: 570889367、法人番号:7120001031802、大阪市住之江区平林南2-4-59、設立昭和62年9月、資本金3000万円、植岡幸始社長)は7月29日、事業を停止し、破産手続きを土谷喜輝弁護士(土谷法律事務所、同市北区西天満4-4-13、電話06-6311-2566)ほかに一任した。
 負債総額は約46億円。
 昭和61年創業。30代後半のミセス層をメインターゲットとした婦人用バッグの企画販売を手掛けていた。製造は中国や韓国で行い、主要百貨店や量販店、通販会社に販路を築き、企画力を生かして平成14年7月期には売上高約30億円をあげていた。
 しかし、長引く消費低迷等で得意先である百貨店向けの販売が減少するなどして業容は縮小。17年7月期には売上高が20億円を割り込み、25年7月期の売上高は約14億3000万円まで低下した。競合が激化するなか、薄利での販売を余儀なくされ採算は低調に推移し、25年4月頃に金融機関に対して返済猶予を申し入れた。
 しかし、その過程で過年度の貸倒損失等の補填資金として元監査役が代表を務める会社から簿外で約30億円の借入を行っていたことが発覚し、決算内容に対する重大な疑義が生じ、対外的な信用が失墜。金融機関からの協調支援が得られないなか任意整理を目指し約2年間にわたり債権者に按分返済を続けてきたが、ここにきて限界に達し、今回の措置となった。

東京商工リサーチ

最終更新:8月1日(月)15時12分

東京商工リサーチ