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JFE、上期見通しは経常赤字200億円

鉄鋼新聞 8月1日(月)6時0分配信

 JFEの通期経常益見通しの内訳は、鉄鋼200億円、エンジ250億円、商社200億円。中間配当は見送る。
 上期見通しは売上高1兆5300億円、最終赤字180億円。セグメント別経常利益では鉄鋼が330億円の赤字、エンジが55億円の黒字、商社が75億円の黒字。上期粗鋼生産は単独1400万トン、連結1520万トンと前期比で増産となる。
 同時に発表した4~6月決算は、売上高が7406億円で前年同期比13・6%減、経常赤字133億円(前年同期は287億円の黒字)、最終赤字117億円(同173億円の黒字)。

「通期粗鋼生産は2800万トン強に増加」
 ▼岡田伸一副社長談「通期粗鋼生産は単独で2800万トン強と前年より増加する見通し。実力ベースの経常益は、鉄鋼事業の上期経常赤字330億円を起点に、一過性要因460億円を除くと130億円の黒字。その他事業と足し合わせると260億円の黒字。これに下期の実力益を足すと年1100億円。昨年度が実力1400億円で300億円の悪化。通期経常益は前回見通し横ばいだが、これは輸出を中心にスプレッドが改善したが、円高によるマイナス要因と相殺になったため」
神戸製鋼所/通期経常益200億円に下振れ
 神戸製鋼所は通期経常利益見通しを前回予想の350億円から200億円に下方修正した。売上高は1兆7300億円、純利益100億円の見通し。中間配当は見送る。セグメント別経常利益見通しは鉄鋼が200億円の赤字、建機が10億円の赤字。その他は黒字で、黒字幅は溶接70億円、アルミ・銅120億円、機械40億円、エンジ30億円、電力150億円。
 通期粗鋼生産は720万トン(前期は748万トン)の見通し。秋に加古川の高炉改修があり上期390万トン・下期330万トンとなる。
 同時に発表した4~6月決算は売上高4044億円で前年同期比12・1%減、経常利益45億円で79・1%減、最終赤字20億円(前年同期は118億円の黒字)。
「チタン、建機など下振れ」
 ▼梅原尚人副社長談「鉄鋼事業の通期見通しは、チタンなど素形材事業での円高影響に加えて、営業外費用の発生もあって下振れ。建機事業は円高の影響に加え、中国の油圧ショベル市場悪化で当面回復が見込めないことから下振れる。貸倒引当金の積み増し(30億円)も行って90億円下方修正した。通期黒字化は難しくなった。アルミ・銅事業ではアルミ板は4~6月に1割増えた。銅管もエアコン好調で伸びた。アルミ板は缶材・車向けが増え、通期でも1割ぐらい伸びる見通し」

最終更新:8月1日(月)6時0分

鉄鋼新聞