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維持困難な線区、今年秋口までに発表 値上げ、バス転換など沿線と協議へ JR北海道

乗りものニュース 8/1(月) 11:48配信

上下分離方式も検討

 JR北海道は2016年7月29日(金)、経営状況と北海道の人口減少の現状を踏まえ、それぞれの地域に適した「持続可能な交通体系のあり方」について、今年の秋口以降に沿線自治体などと協議を開始したいとする考えを発表しました。

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 1987(昭和62)年にJR北海道が発足して以降、同社によると、北海道の鉄道は、札幌圏では人口が増加し利用が増える一方、札幌圏以外では人口の減少や道路網の整備などにより利用が減少。安全を維持する費用を確実に確保する前提で今後の収支を見通した場合、札幌圏を含む北海道全体で「鉄道の運行が困難となる状況」にあるといいます。

 JR北海道は今年の秋口までに、同社単独で維持が可能な線区と維持が困難な線区を提示。困難な線区については、鉄道維持の新たな方策の策定やバス転換などの選択を含め、地元と協議したいといいます。維持可能な線区についても、事業のスリム化を図るほか、運賃を改定することで維持していきたいとしています。

 鉄道維持について協議をする際のポイントとしてJR北海道は、収入確保と経費節減に最大限の努力を行い、そのうえで、安全を維持する費用をどのように確保していくかを検討したいといいます。具体的な検討ポイントは次の4点です。

・設備の見直しやスリム化、利用の少ない駅の廃止、列車の見直しによる経費節減
・北海道全体または線区ごとの運賃値上げ
・沿線の人たちに、日常的に鉄道を利用してもらうための促進策
・運行会社と鉄道施設などを保有する会社とに分ける上下分離方式

 この検討を踏まえ、さらに、輸送サービスを鉄道として維持すべきかどうか、バスなどほかの輸送サービスの方が効率的で利便性が向上するかどうかを検討するということです。

燃料費や人件費などの経費を賄えない線区も

 JR北海道は、輸送密度が500人級(収入3億円規模)の線区では、燃料費や乗務員経費など輸送に直接必要な経費も賄えず、2000人級(収入20億円規模)の線区でも車両の維持や修繕に関する費用の一部までしか賄えないとしています。同社が発表した2015年度のデータによると、次の線区が輸送密度500人未満とされています。

・宗谷本線・名寄~稚内
・根室本線・滝川~新得、釧路~根室
・留萌本線・深川~留萌~増毛(留萌~増毛間は2016年12月5日廃止)
・石勝線・新夕張~夕張
・札沼線・北海道医療大学~新十津川
・日高本線・苫小牧~様似

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最終更新:8/9(火) 15:27

乗りものニュース