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【MLB】イチロー偉業は敵地へ…敵捕手モリーナはエール「明日にも達成してほしい」

Full-Count 8月1日(月)7時56分配信

3000安打へ「2」で本拠地10連戦終了、投手陣をリードしたモリーナは「幸運だった」

 マーリンズのイチロー外野手は31日(日本時間8月1日)、本拠地でのカージナルス戦に代打で出場したものの、一飛に終わった。メジャー通算2998安打で、史上30人目の3000安打へ残り2本のままで本拠地10連戦が終了。カージナルスとの4連戦では8打数1安打と抑えこまれた形となったが、背番号51に敬意を抱くメジャーNO1捕手のヤディアー・モリーナは試合後に「明日にも3000安打を達成してほしい」とエールを送った。マーリンズは5-4のサヨナラ勝ちを飾り、プレーオフ進出のライバルと2勝2敗でシリーズを終えた

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 イチローは2点リードの7回無死一塁の場面で、2番手右腕バラクロウの代打として登場した。場内は総立ちとなり、大歓声と「イチローコール」が沸き起こる。2ストライクから粘ったものの、最後はカウント2-2から7球目の内角高めの96マイル(約155キロ)の直球を打ち、一飛に倒れた。

 3000安打の金字塔まで残り4本で迎えた本拠地10連戦は、スタメン出場は2試合で終わった。17打数2安打で偉業達成は持ち越しに。残り3本で突入したカージナルスとの4連戦では1安打だった。

 投手陣を操ったモリーナは「幸運だった。彼はいいバッターだからね。コーナーにボールを集められた。いい仕事ができた。アウトに仕留めるのは自分の仕事だから」とうなずく。強肩に加え、配球面にも定評のある名捕手で、イチローも一目を置く存在。29日(同30日)に先発で4打数無安打に抑えられた際にも「モリーナはいつも意識しますよ」と話していた。

イチローに敬意を抱くモリーナ、「彼はアメージングな野球選手」

 敵地セントルイスでのカージナルス戦では、野球通で知られるファンがイチローの登場にスタンディングオベーションを送ると、モリーナはあえてプレートの前に歩いていく動きを見せた。ファンがイチローに拍手を送る時間を与えるための気遣いだった。ファン、そして選手が一体となって“レジェンド”を歓迎した敵地の感動的な光景は、日米で大きな話題となった。

 本拠地に場所を変えて行われた今シリーズでも、モリーナはイチローが打席に入るときにはあえて時間を作り、場内の歓声が最高潮になるのを待った。この日の試合後も「イチローを尊敬している。彼はアメージングな野球選手。人間的に素晴らしく、偉大な選手」と改めて背番号51に経緯を示した上で「明日か、近いうちに3000安打を打ってほしいね」と話した。

 イチローは3000安打へ残り「2」のままで、1日(同2日)からシカゴ、コロラドと敵地へ遠征に出る。イチローと特別な“友情”で結ばれる名捕手も、メジャー史上30人目の偉業が達成される瞬間を待ち望んでいる。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8月1日(月)9時58分

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