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再び流れ引き寄せたU15侍の3番打者 韓国突き放す一打に「気分良く打てた」

Full-Count 8/1(月) 9:02配信

メロディーに乗った一打

 3番を打つ稲生賢二が、韓国に傾きかけた流れを引き戻した。

 7月31日に行われた「第3回 WBSC U-15 ベースボールワールドカップ in いわき」予選リーグ第3戦、韓国戦。初回に4点を先制した日本だったが、2回表に3点を失い、点差はわずか1点になった。僅差のゲームになるかと思われたが、その裏、日本はすぐに反撃。3連打で無死満塁とすると、打席には稲生。「三振しない程度にフルスイングをしよう」。そう心に誓い、初球にバットを振り抜句と、打球は一塁手の左側を抜けた。塁上のランナーが次から次へとホームイン。打った稲生も三塁に到達した。

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 韓国を突き放す一打はメロディーに乗っていた。

 今大会はいわき市内の中学校に担当国が割り当てられ、可能な日にスタンドで応援している。日本を担当するのは、メイン会場のいわきグリーンスタジアムから最も近い、全校生徒約100名の湯本二中。この日はブラバンの演奏に合わせて声援が送られた。稲生は「地元の中学校の応援で気分良く打てた」と感謝した。

国際大会用のバットにも順応、鹿取監督も「得点圏でいい働き」と賛辞

 1戦目のオーストラリア戦でも三塁打で2打点を挙げた。「前にランナーがいる時は犠飛とか大きい当たりを狙ってホームに返すことを意識している」。当初は「飛んだかなと思うと外野フライだった」という国際大会用のバットにも慣れ、3試合で11打数5安打5打点。3試合連続で長打を放っている。これには鹿取義隆監督も「得点圏でいい働きをしている」と賛辞を贈る。

 所属する東海ボーイズではキャプテンを務めているリーダーも、猛者が集う日本代表ではいじられ役。「嘉手苅くんには『風呂に行くぞ』とか強引に連れて行かれる……」と苦笑い。そんな3番・稲生、4番・嘉手苅のコンビは打順の通り、日本の攻撃の核となっている。鹿取義隆監督は「打ち方が上手で期待できるのではないかと思って起用したらその通り、やってくれている」と評価。この後の試合でもキーマンになりそうだ。

 1戦目から3連勝と勢いづいている日本。稲生は「(チームが)だんだんと1つになり、世界一という目標に向かってまとまってきている。(今後も)日本の流れで野球ができるよう、全力疾走をしたい」と意気込んだ。

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

最終更新:8/1(月) 9:16

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