ここから本文です

【高校総体】剣道男子 九州学院(熊本)震災に負けず4連覇に挑む

高校生新聞オンライン 8月1日(月)20時32分配信

 九州学院(熊本)剣道部が、熊本地震で一時「解散」の危機に追い込まれながらも復活。8月4・5日のインターハイ剣道男子団体で4連覇という前例のない世界へ挑む。(文・写真 南隆洋)

耐えられない試練はない

 4月14日、16日と続けざまに震度7の大地震に襲われた熊本地方。熊本市の中心部にある同校も校舎の一部が壊れ、教室が使えなくなる一方で、近隣の人々が続々と校庭に避難してきた。

 剣道部の主力メンバーが生活する寮は、昨年末に耐震工事を済ませており、幸い大きな被害は免れたものの、被災者への炊き出しの場となり、備蓄は次々と市民に提供された。部員の家庭も家が全壊、半壊した。新学期が始まったばかりの大切な時期。学校は休校となった。

 「希望は失望に終わることはない」「耐えられない試練はない」。キリスト教系の同校は聖書の一説を生徒・保護者に伝え、励ました。

 体育館1階の道場は、照明に不具合が生じたものの、床は大丈夫だった。しかし、米田敏郎監督(教士七段)は、「稽古」ではなく「解散」を命じた。

 「多数の生命が失われた。今、恐怖や不安に襲われ、困っている人がそこにいる。そこを考えて行動しろ。自分のことだけ考えてはいけない。今やれることをしなさい。剣道はいつでもできる」

 全員を自宅に帰した。

テント生活で練習再開

 登校日翌日の4月28日から、主将の梶谷彪雅(3年)ら主力7人がブルーシートのテントを張り、監督とともに寝泊まりしながら練習を再開した。周囲を気遣い、稽古は朝9時から2時間だけ。照明も不十分な薄暗い道場でも「床があるだけでよかった」

 5月2日から4日間は、長崎県島原市で、昨年のインターハイ決勝で戦った島原高など全国の強豪が集う「練成会」に参加。久々に思いっきり竹刀を振った。

 そして、授業再開の前日の5月8日からようやく全員稽古が始まった。

 ほぼ3週間のブランク。家の再建を手伝わなければならない部員もいる。鉄道途絶で通学が大変になった生徒もいる。

1/2ページ

最終更新:8月1日(月)21時6分

高校生新聞オンライン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]