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競技の垣根越えた「クロス・プロモーション」 新たなスポーツ文化創出に?

Full-Count 8月1日(月)10時32分配信

埼玉県で開催される埼玉西武ライオンズ&大宮アルディージャのコラボ企画

 サッカーファンと野球ファンを1つにする、競技の垣根を超えた「クロス・プロモーション」が埼玉県で開催される。

 埼玉西武ライオンズとJリーグクラブの大宮アルディージャは、昨年に引き続き「A×L(エール)!大宮」キャンペーンを行うことを発表した。両チームは「プライドリームス埼玉」の一員として、「スポーツで埼玉をもっと元気に!」をキャッチフレーズに埼玉県内に本拠地を置くスポーツチームと共に活動している。

 日本では野球部は野球を、サッカー部はサッカーだけをプレーして1つの競技を追及する風潮が今でも続いている。一方、米国ではシーズン制でプレーする競技も、ファンとして楽しむ競技も季節によって変わっていく。米国では、シーズンごとに違った競技を楽しむ者が多いことから、競技を超えた「二刀流アスリート」が大学レベルでも多く存在する。

 MLBとNFLの両方でプレーしたことで知られるボー・ジャクソンやディオン・サンダースは有名な話だが、先日殿堂入りを果たしたケン・グリフィーJrも父親であるケン・グリフィーSr.は生活をしていくためにアメリカンフットボールではなく、野球を選んで家族を支えてくれたというエピソードを話していた。最近でも両スポーツでドラフトされていても不思議でなかった選手は多く存在する。2014年のスーパーボウル優勝を果たしたNFLを代表するQBの1人となったラッセル・ウィルソンは2010年コロラド・ロッキーズにドラフト指名を受け、NFL選手となる前はマイナーリーガーだった。

ドジャースも「クロス・プロモーション」に積極的

 競技が違う2つのプロリーグで活躍したプロアスリートを輩出している米国だが、日本ではそのようなエピソードはまだまだ少ない。最近でこそ傾向は変わってきているが、まだ野球ファンはサッカーを毛嫌いし、サッカーファンは野球を見ないという人も少なくない。

 だが埼玉西武ライオンズがおこなう「A×L(エール)!大宮」のキャンペーンはそんな垣根を越えた取り組みである。埼玉に拠点を置く人をターゲットにアルディージャファンには野球を、そしてライオンズファンにはサッカーを楽しんでもらうために企画を展開する。

 チケット相互割引から限定グッズの配布、そしてマスコットの交流など埼玉在住としては、ちょっと足を運んでみようかなと思わせる取り組みである。

 メジャーリーグでクロス・プロモーションに積極的なのは、ロサンゼルス・ドジャースだ。今シーズンも8月12日にNHLのロサンゼルス・キングスとのタイアップでドジャースタジアムでは「LAキングス・ナイト」が開催される。昨年はこのプロモーション用に販売されたチケットが完売となるほどの人気ぶりだった。

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最終更新:8月1日(月)10時32分

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