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高校野球地方大会決勝を振り返る 大阪大会「履正社vs金光大阪」

Full-Count 8月1日(月)21時15分配信

初戦から6試合52イニングを1人で投げ抜いた金光大阪・末友の乱調

 6試合52イニングを1人で投げ抜き、わずか8失点。金光大阪のエース・末友雄梧(3年)は、4回戦では大阪桐蔭を破った関大北陽を1安打完封、5回戦では強力打線が売りの昨夏の優勝校・大阪偕星学園を相手に2安打1失点と堂々たるピッチングでチームを決勝まで導いた。しかし、初戦となった18日の槻の木戦から2週間でこれだけ投げていれば万全のコンディションで決勝のマウンドに臨むことは難しい。激戦となった前日の準決勝でも140球近くを投げており、立ち上がりからすでにストレートにいつもの威力は見られなかった。

 初回、準決勝までほぼ全ての試合をコールドで勝ち上がってきた履正社打線はその隙を逃さない。1番・福田観大(3年)がライトオーバーの二塁打を放つと、北野秀(3年)が送りバントを決めた後、キャプテンの四川雄翔(3年)がセンター右へ先制の適時三塁打を放つ。さらに注目のスラッガー・安田尚憲(2年)もライトへの犠牲フライを放ち1点追加。海が近い舞洲ベースボールスタジアムはライトから逆風が吹いており、その風が無ければ柵越えは確実な打球の角度と飛距離だった。四川も安田も打ったのはスライダー。マウンド上の末友はストレートが走らないから本来ならキレの鋭い変化球が活きない。2回にも先頭・寺島 成輝(3年)がスライダーを捉えセンター前に弾き返す。この回は無失点で凌いだ末友だが、3回と4回に2点を失う。

履正社エース寺島はパワーで金光大阪打線を圧倒

 対照的に履正社のエース・寺島は持ち前のパワーピッチングで金光大阪打線をねじ伏せる。序盤はカウントを悪くするなどやや荒れる場面もあったものの、5回まで2安打6奪三振で無失点。5回は先頭打者への四球と送りバントで1死二塁とされたが、二者連続で三塁すら踏ませない。決め球としたのはどちらもストレート。左打ちの佐々木将太(2年)はアウトコースいっぱいに決まる速球に、右打ちの宇須凌介(3年)はインコースいっぱいに決まる速球に手が出なかった。

 5回を終えて6-0。すでにセーフティリードを奪っていた履正社だが、打線は後半も得点を積み重ね、寺島は得点どころか安打すら許さない。9回に先頭の山本侑度(3年)が本塁打を放つなど、準決勝までのチーム打率が.398だった打線は先発全員安打でこの日も15安打。さらに数字を伸ばし4割台に乗せた。

 9回裏、金光大阪は1死から3番・井上洸大(3年)が安打を放つと4番・岩崎竜也(3年)はインコースを狙った寺島のストレートが体に当たり、1死一、二塁。この日初めて走者を2人ためたが、後続が倒れ一矢報いることは出来なかった。

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最終更新:8月1日(月)21時15分

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