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女性だけの訓練披露 成果競う「県消防操法大会」

カナロコ by 神奈川新聞 8月1日(月)17時53分配信

 消防団員が日ごろの訓練の成果を競う「第50回県消防操法大会」がこのほど、厚木市下津古久の県総合防災センターで開かれた。「地域防災の要」とされる団員の確保が各自治体で難航する中、新たな担い手として活躍が期待される女性団員のみによる合同訓練も初めて披露された。

 大会は2年に1度開催され、今回は県内59の消防団から32隊が参加した。5人一組によるポンプ車操法と4人一組の小型ポンプ操法の2部門で実施され、ホースの延長・接続・放水の一連の動作に対して所要時間や士気、チームワークなどを審査した。

 女性団員の合同訓練は横浜、川崎、相模原、厚木など県内11市町の21団約70人が参加して行われた。主体になる男性団員の多くが不在になる平日昼間に大規模地震が発生したとの想定でスタート。津波警報を受けた避難誘導、倒壊した家屋を回っての安否確認や資機材を使った救助など、声を掛け合いながら手際良く行動した。

 県によると、4月1日現在、県内の消防団員は1万8211人(うち女性1309人)で、定数に対する充足率は90・6%。減少傾向に歯止めがかからない実情を受けて、各自治体などが加入を呼び掛け、女性団員の割合は7・2%になり、5年前より1・8ポイント増えている。

 県安全防災局消防課は「男性団員のサラリーマン化が進み、すぐに現場に駆け付けられない課題がある。軽量化されたホースが普及し、地域防災力を維持するためにも、地元で生活する主婦ら女性団員の活動を活性化させる必要がある」と説明している。



 操法審査の結果、最優秀賞はポンプ車の部が海老名市消防団、小型ポンプの部が横須賀市消防団。横須賀市消防団のチームは10月に長野県で開催される全国大会に出場する。

最終更新:8月1日(月)17時53分

カナロコ by 神奈川新聞