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熱帯びるポケモンGO、欧州消費者団体が冷や水-利用規約を問題視

Bloomberg 8月1日(月)7時31分配信

スマートフォンゲーム「ポケモンGO」は世界各地で熱狂的に迎え入れられているが、欧州では消費者団体が難色を示している。

ダウンロード数が過去最高を記録したポケモンGOに対し、欧州各国の消費者団体は利用規約に合意する前に注意するように促している。同ゲームの利用規約には利用者が原告または集団訴訟の原告として訴訟に参加する権利を放棄することに同意する免責条項が含まれている。この条項の適用から免れるにはダウンロードから1カ月以内に拒否する必要がある。

スレーター・アンド・ゴードン法律事務所で、紛争解決を専門にするマーク・ウォロシャク弁護士は、「ポケモンGOで遊ぶ大半の人々はかなり若く、こうしたことに恐らく目もくれないと想像できる」とし、「企業がこのような条項や条件を盛り込むのは異例ではない。状況が変わり、こうした規約が現実的でなくなることもある。状況が一変することもあり得る」と語った。

ドイツの消費者団体VZBVは、ポケモンGO開発・配信元のナイアンティックにデータに関する国内法に違反していると主張して、利用規約15カ条を撤廃するよう求め、同社がこれに応じない場合は法的措置に訴えると警告している。

フランスでは24日の配信から1日足らずで、消費者保護団体のUFCク・ショワジールがポケモンGOは「個人情報の取り扱い条項に加え、多大な出費となる可能性や危険にさえなり得ることに注目している」との文書を発表。子供たちがゲームに容易に数百ユーロを費やし得ると保護者に注意を呼び掛けた。

ナイアンティックは利用規約に関するコメントを控えた。30余りの国で配信されたポケモンGOについて、専門家は利用規約が英国とフランスならびに欧州連合(EU)の規制に抵触する恐れがあると指摘している。

法的措置が生じる恐れがあるものの、大半の利用者は当面、ポケモンをゲットするために利用規約に合意し続けるだろう。大学で現代史を専攻したアダム・リマ-さん(24)は利用規約について「とても恐ろしい」と述べた上で、「だが正直なところ、子供のためにポケモンGOの規約に合意するだろう」と語った。原題:Pokemon Go Discovers Regulators Around Europe Are Saying ‘Stop’(抜粋)

Thomas Seal

最終更新:8月1日(月)7時31分

Bloomberg