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最後の夏も「刈るぞ!」 草刈り十字軍が入山式

北日本新聞 8月1日(月)19時11分配信

 県内の山林で下草刈りを行っている「草刈り十字軍」の入山式が1日、富山市の富岩運河環水公園野外劇場で行われた。県内外の49人が、10日まで作業に汗を流す。草刈り十字軍は今夏の活動で、43年間の活動を終えることが決まっている。

 活動は1974年、除草剤の空中散布への反対運動がきっかけで始まった。環境ボランティアの先駆けとして注目を集めたが、近年は参加者がピーク時の1~2割程度に減少。若者の意識が変わり、下草刈りの重要度が低下したことなどが要因で、活動に終止符を打つという。

 ことしは、北は北海道、南は福岡県から参加者が集まった。黒部、富山、射水、小矢部の4隊に分かれ、県内計約12・5ヘクタールの山林で草刈りや竹林整備を行う。

 入山式では、足立原貫代表が「活動は『終了』ではなく『修了』だ」とあいさつし、同じ志を持った人が活動を続けていってくれることを期待した。森林組合の関係者らが各隊の隊長に草刈り鎌を贈った。15年連続で参加している黒部隊の四谷勲隊長(78)=愛知県=が決意の言葉を述べ、全員で「刈るぞ」と気勢を上げた。

北日本新聞社

最終更新:8月19日(金)13時18分

北日本新聞