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ソニー株が8カ月半ぶり高値、四半期決算が市場予想上回る

Bloomberg 8月1日(月)10時0分配信

ソニー株価が1日、8カ月半ぶりの高値となった。7月29日に発表した4-6月期の連結純損益は、熊本地震の影響額が想定より小さかったことから、市場予想に反して黒字となった。

株価は一時、前営業日比3.5%高の3397円まで買われ、昨年11月13日以来の高値を付けた。終値は同1.7%高の3339円。

決算発表資料によると、4-6月期の純損益は212億円の黒字。ブルームバーグが集計したアナリスト5人の純利益予想平均は390億円の赤字だった。営業損益は562億円の黒字(市場予想31億円の赤字)、売上高は1兆6132億円(同1兆6755億円)だった。今期(2017年3月期)の売上高見通しについては7兆4000億円と従来に比べ4000億円減額した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮本武郎シニアアナリストは7月29日付リポートで「熊本震災からの回復が前倒しで進んでいることが最大の上振れ要因」と記載。株価には「ポジティブ」な影響があり、「熊本震災からの想定以上の復旧進ちょくは経営環境変化への対応の速さを表しており評価されよう」と指摘した。

4月に発生した熊本地震に関しては、今期営業利益への影響額を5月時点で見込んでいた1150億円から、800億円に見直した。主力製品であるデジタルカメラや監視カメラ向け画像センサーの生産拠点が被害を受けたが、すでに工場は稼働している。

事業別に見ると、好調だったのはゲーム&ネットワークワービスで、営業利益は440億円と前年同期の195億円を大きく上回った。PS4のソフト販売が好調だった。10月には仮想現実(VR)端末「PSVR」を発売する。半導体は熊本地震や為替影響に加え、カメラモジュールに関する減損損失203億円の計上などが響き、前年同期の営業黒字から一転、435億円の営業損失となった。

平井一夫社長は12年の社長就任以降、携帯電話やテレビ事業で構造改革を進めており、前期(16年3月期)は純損益が3期ぶりの黒字となった。赤字事業の処理に一定のめどがつき、成長を目指す段階に入ったとしている。ゲームや画像センサーを成長の核と位置付けている。

BGCパートナーズの日本株セールス担当マネジャー、アミール・ アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は、4-6月期決算について「市場は赤字を予想していたので素晴らしい」と述べた。ゲーム事業の営業利益が前年同期比2倍以上になったことが大きいとし、今期の営業利益が4000億円に達する可能性は大きいという。ソニーは今期営業利益予想を3000億円としている。

Pavel Alpeyev, Takashi Amano

最終更新:8月1日(月)15時49分

Bloomberg

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