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英中銀、利下げ確実か-4日にEU離脱選択後2回目の政策決定発表

Bloomberg 8月1日(月)10時17分配信

イングランド銀行(英中央銀行)は4日に恐らく、約7年ぶりの利下げを発表する。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査でほぼ全員がそうした結論に至った。英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まってからの金融政策委員会(MPC)決定は2回目。7月は金融政策を据え置き、投資家を驚かせたが、カーニー総裁は夏に刺激策を講じると示唆していた。

決定発表はロンドン時間4日正午(日本時間午後8時)。最新の経済予想も公表される。7月のMPCは8対1で金利を据え置いたが、議事録によれば、メンバーの「大半」が8月の緩和を予想していた。ブルームバーグ調査に参加した47人のエコノミストの中で、4日に利下げ発表があると予想したのは45人。そのほとんどが政策金利は0.25ポイント引き下げられて0.25%になると見込んでいる。

ほとんどのエコノミストが利下げ以外の措置も予想しているが、具体策に関して意見が分かれている。最も一般的なのは、量的緩和プログラムの資産購入規模を3750億ポンド(約50兆8000億円)から拡大すること。ほかにも購入対象資産の範囲拡大や融資促進策であるFLS(融資のための資金調達スキーム)の拡張、インフレ率を目標水準に戻す期間の調整、銀行向けのオペ追加などが挙がっている。

MPCでの話し合いのベースになるのは新たな経済見通しだ。エコノミストらの大半は英中銀が2018年末までの成長率見通しを引き下げる一方、ポンド安を反映させてインフレ見通しは引き上げるとみている。

7月に利下げに票を投じた唯一のメンバー、フリーヘ委員のほか、ホールデン委員も2%のインフレ目標達成よりも経済刺激を優先させるのに前向きな姿勢を示しているが、フォーブス委員はもっと慎重なアプローチが必要だと唱える。ウィール委員も7月半ばには同様だったが、その1週間後に発表された購買担当者指数(PMI)でビジネス活動が7年ぶりのペースで縮小した状況が示されると追加刺激策が直ちに必要との立場に180度転換した。

ダンスケ銀行のアナリスト、ミカエル・オライ・ミルホイ氏は「PMIが弱かったので、英中銀は8月はかなり積極的になるとみている」と語った上で、「7月に行動しなかったことを考えると、再び市場を失望させるリスクはある」とも指摘した。

原題:Carney Takes Second Look at Brexit as BOE Readies Stimulus Plan(抜粋)原題:Carney Nears Rate Cut After BOE Detour on Road to New Stimulus(抜粋)

Scott Hamilton, Harumi Ichikura

最終更新:8月1日(月)10時17分

Bloomberg