ここから本文です

日産自、米国で販売の伸び追求-インセンティブ拡大に支えられる

Bloomberg 8月1日(月)14時31分配信

日産自動車の米販売台数は同国の大衆車メーカーの中で最も速いペースで伸びており、1-6月(上期)にはホンダに小差で勝利した。ただこれは日産自の最終損益にとって朗報ではない。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)が望んでいるのは、日産自がホンダを抜いて北米市場で10%のシェアを確保することだ。今年これまでの販売の伸びは消費者への販売奨励金(インセンティブ)の拡大や大口顧客(フリート)であるレンタカー会社への利益率の低い車の販売によって支えられている。日産自のレンタカー会社への販売は他の自動車メーカーより伸びている

ゴーンCEOが推進する販売方針は、販売を伸ばすものの利益率を犠牲にするリスクがある。これは米市場の拡大が鈍り、通年の販売台数が過去最高を更新する可能性が比較的低いことを裏付けるものだ。だから日産自のように成長を追求する企業は、販売押し上げに向けた支出を増やす必要があるかもしれない。

日産自が全て低価格での販売を進めているわけではない。新型セダン「マキシマ」やスポーツ型多目的車 (SUV)「ローグ」は人気商品だ。7-12月(下期)にはピックアップトラックの新型「タイタン」やSUV「アルマダ」を増産すると、北米日産のジュディ・ウィーラー副社長は説明した。

アナリスト予想によると、7月の米自動車販売は季節調整後の年換算で1760万台と、前年同月からほぼ横ばいとなる見通し。6月は1670万台だった。

原題:Nissan Chases U.S. Sales Gains as Discounts Lift It Beyond Honda(抜粋)

Polina Noskova, David Welch

最終更新:8月1日(月)14時31分

Bloomberg