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米ウーバーの中国事業、滴滴出行が買収へ-利用者争奪戦に終止符

Bloomberg 8月1日(月)19時22分配信

中国の配車アプリ市場で圧倒的なシェアを持つ滴滴出行は1日、同業の米ウーバー・テクノロジーズの中国事業を買収すると発表した。両社が巨費を投じて繰り広げてきた利用客とドライバーの争奪戦に終止符が打たれることになる。

滴滴出行はソーシャルメディアの公式アカウントを通じ、中国におけるウーバーの全資産を取得すると発表。事業のほか、データやブランドも買い取る。滴滴出行を創業した程維氏はウーバーの取締役に、ウーバーのトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)は滴滴出行の取締役に就く。

ウーバーは統合された事業の一部権益を、中国のインターネット検索エンジン最大手、百度(バイドゥ)などウーバー中国部門の株主は滴滴出行の一部権益を得る。事情に詳しい関係者は詳細は非公開だとして匿名を条件に、統合後の事業価値は約350億ドル(約3兆5800億円)規模になると述べた。

滴滴出行によるウーバーの中国事業買収は、滴滴出行の世界的な協力体制を複雑にする可能性がある。ウーバーに対抗するため、滴滴出行は米リフトやインドのオラ、東南アジアのグラブと世界的な協力で合意していた。

グラブのアンソニー・タンCEOは今回の合意について、滴滴出行の勝利であり、配車サービス業がいかに国内事業者にとって有利かを裏付けているとのコメントを1日発表した。

原題:Didi to Buy Uber China Ending Costly Battle Between Startups (1)(抜粋)

Eric Newcomer, Lulu Yilun Chen

最終更新:8月1日(月)19時22分

Bloomberg