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[芸能]米ミサイル配備で中国が韓流締め出し? 韓国芸能界に緊張

聯合ニュース 8月2日(火)14時23分配信

【ソウル聯合ニュース】中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備決定をめぐり、韓流コンテンツへの報復措置を取るとのうわさが広まり韓国芸能界に緊張が走っている。

 芸能界によると、このところ、中国に進出した韓国芸能人の実名を挙げながら韓流スターの出演シーンがカットされたり、韓国人気歌手のコンサートが中止になったりしたとするうわさが「THAADの報復例」として出回っている。中国はTHAADの高性能レーダーが自国の監視に利用される懸念があるとして、強く反発している。

 だが、確認してみると、多くはデマもしくは実体のないうわさにすぎないことが分かった。

 ただ、1日には中国国家新聞出版広電総局が国際的な問題を理由に韓国芸能人の中国内での活動を規制するという報道が中国内で流れたため、韓国芸能界は当局の動きを注視している。

 ◇コンサートやロケ中止のうわさは全てデマ

 7月の最終週から韓国芸能界にはSUPER JUNIORのヒチョル、ユ・インナ、EXO、BIGBANGらがTHAADの韓国配備問題で影響を受けたとするうわさが広まり始め、出演したドラマの録画分がカットされたりロケがキャンセルになったりしたという具体的な内容が流れた。

 中国でのコンサートが延期されたり、出演契約が一方的にキャンセルされたりしたといううわさまで出回っている。

 しかし、こうしたうわさは全てデマだったことが分かった。

 EXOは8月に中国公演の予定はなく、9月のタイを皮切りに海外ツアーをスタートさせる。

 ユ・インナ、BIGBANGの所属事務所、YGエンターテインメントは「中国での撮影は順調で雰囲気も問題ない」と伝えた。BIGBANGも今後、中国公演の予定はない。

 ◇中国政府の通達はないもののうわさ広まる

 芸能界関係者はTHAADの韓国配備決定後、中国国家新聞出版広電総局から中国での放送について公式な指示があったわけではないが、韓流コンテンツに対する規制の可能性がないわけではないと話した。

 広電総局から非公式的に各放送局の担当者に当面は韓国コンテンツの放映や新規制作を承認しないよう指示があり、THAADの韓国配備決定後、韓国の芸能人に対するビザ発給の条件が厳しくなったとするうわさが流れている。

 中国で人気が高い韓国人俳優のイ・ミンホの所属事務所社長は「うわさがあるのは事実。中国での活動を続ける芸能人たちは現地の雰囲気に神経をとがらせている」と伝えた。

 中国専門の芸能事務所社長は「THAADの韓国配備決定後、中国と進めていた契約が保留になったり中断したりするケースが出てきている」と話した。

 また、この社長は「まだ何も起こっていないからといって緊張しなくても良い状況ではない。中国メディアでは(韓国に対する)経済的な報復に言及しており、近くそれが現実になる可能性もある」と懸念を示した。

最終更新:8月2日(火)15時28分

聯合ニュース