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STマイクロ、amsのNFC/RFIDリーダー事業を買収

EE Times Japan 8月2日(火)18時13分配信

■IoT機器で鍵となるNFC接続機能

 STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス、以下STマイクロ)は2016年7月29日(スイス時間)、オーストリアのamsのNFCおよびRFIDリーダー事業を買収したと発表した。STマイクロは、7780万米ドル(約79億円)を現金で支払う他、アーンアウト条項を設定し、将来の業績によって最大3700万米ドルを追加で支払う。なおSTマイクロは1300万米ドル程度になると見込んでいる。

 今回の買収によりamsが保有するNFCおよびRFIDリーダー事業に関わるIP(Intellectual Property)、技術、製品全てがSTマイクロに移管された。これに伴い、約50人の開発エンジニアもamsからSTマイクロに移っている。

 STマイクロは、この買収は同社のセキュアマイコン事業を強化するものだとコメントした。セキュアマイコンは、モバイル機器やウェアラブル機器、銀行、産業機器、車載およびIoT(モノのインターネット)などの用途で使用されている。

 STマイクロのマイクロコントローラーおよびデジタルIC事業部のゼネラルマネジャーを務めるClaude Dardanne氏はリリースの中で「セキュリティとNFC接続機能は、今後市場に投入されるであろう広範なモバイルおよびIoTデバイスで重要な要件になるだろう」と述べている。

 amsが開発したNFCコントローラーとSTマイクロのセキュアエレメントを搭載したデバイスは、既にSTマイクロのブランド名でサンプル出荷が開始されている。

■amsもセンサーメーカーを買収

 今回の買収を発表する直前となる2016年7月26日(オーストリア時間)、amsも買収案件を発表している。カラーセンシングとスペクトルセンシング技術の専門メーカーであるドイツMAZeTの買収が完了したと発表した。MAZeTは産業および医療分野向けにこれらの技術を提供してきたメーカーで、amsはMAZeTの買収により、先端光学センサー市場における地位を強化できると発表している。

最終更新:8月2日(火)18時13分

EE Times Japan

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