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中国の人気漫画を日中共同制作でアニメ化 10月放送開始

オリコン 8月2日(火)23時35分配信

 三国志をモチーフにした中国の人気漫画を原作に、日中共同制作の新作アニメ『侍霊演武(ソウルバスター)』の日本上陸記者発表会が2日、都内で行われた。中国の動画配信大手「Youku Tudou」と、日本のアニメ制作会社「スタジオぴえろ」がタッグを組み、10月より、日本ではテレビ地上波放送で、中国ではネット配信で同時公開される。

日中共同制作アニメ『侍霊演武』キービジュアル

 舞台は、現代の中国・荊州(けいしゅう)。歴史書によればここは三国時代の「兵家必争の地」。そんな歴史が大嫌いな高校生・孫宸(そんしん)は、夢のなかの出来事がきっかけで、三国志の歴史を消す封印を解いてしまい、わけのわからないまま壮絶な三国武将を召喚したバトルに巻き込まれてしまう、というストーリー。

 三国志、バトル、学園もの、カードゲームといった要素を網羅した原作は中国の漫画家・白猫氏の作品。アニメ化するのは、スタジオぴえろをはじめ、日本トップレベルの制作チームで、総監督にテレビアニメ『シドニアの騎士』や、劇場版『名探偵コナン』シリーズで知られる静野孔文(しずの・こうぶん)氏、監督に渡部穏寛(わたなべ・としのり)氏、シリーズ構成に脚本家の本田雅也氏、キャラクターデザインに宮澤努氏らが集結した。

 会見に登壇した渡部監督は「中国の方には、日本の技術でアニメを作るとこういう表現もできるんだ、と興味を抱いてもらいたいし、日本の方には中国にも面白い漫画があることを知っていただきたいし、この作品で架け橋的な役割が担えれば」とコメント。そして、「三国志や中国の歴史がわからなくても楽しめる工夫をして、初見で面白いと思えるものを提供したい」と意気込みを語った。

 集中力の持続時間には諸説あるが、ネット配信で動画を観る場合は7~12分といわれている。中国ではネット配信されるため、同アニメも1話10分。全12話を制作。

 静野総監督は「アクションの多い作品なので、10分間の中で整合性を保ちながら爽快感のあるシーンを入れたり、各キャラクターのドラマ性も入れ込んだりするのに苦労しましたが、テンポ良く、スピーディーに展開する試みと、日本のアニメ業界の中でも最先端の映像スタイルを表現することで、両国に対応できる作品になっているのではないかと思います」と自信をのぞかせた。

 「日本と中国との共同制作はこれからどんどん増えていくと思う。その先頭に近いところで成功できたら」とやりがいを語った静野総監督。スタジオぴえろの本間道幸代表取締役社長も「中国はアニメのIP(版権、著作権)を活用したマーチャンダイジングや配信業務、ゲーム化などをする上で、この上なく大きな市場。その市場に日本のアニメ業界としてどうアプローチしていくか。今回のプロジェクトは、中国の原作を日本の作家たちが力を注いでアニメにして中国市場にアプローチしようとしているところが新しい。成功するか失敗するかはこれからのことですけれど、とっかかりとして、ワンステージ上の取り組みにチャレンジできていると思う」とその意義を語った。

 会見には、主人公・孫宸役の水島大宙、ヒロイン・周瑜(しゅうゆ)役の田辺留依、孫宸のクラスメイト・凌雲(りょううん)役の劉セイラ、馬麟威(ばりんい)役の柿原徹也が出席。中でも、唯一、日本版と中国版の両方で同じ役を担当する劉は「北京で生まれ育ち、日本のアニメ声優にあこがれて、日本に留学して、声優になって。無謀なチャレンジだったけど、日本と中国、両方の作品に出演するという夢がかないました」と感無量な様子だった。

■放送情報
TOKYO MX:10月4日スタート、毎週火曜 後6:30~6:45
BS11:10月4日スタート、毎週火曜 深2:00~2:15
MBS:11月より土曜深夜2話連続放送開始予定

■公式サイト
http://soulbuster.jp/

最終更新:8月3日(水)2時38分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。