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福井県失速、関東の新幹線客で明暗 宿泊者数減、石川、富山などは好調

福井新聞ONLINE 8月2日(火)8時0分配信

 旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートライフスタイル(東京)が発表した2015年度の宿泊旅行調査によると、福井県の延べ宿泊者数(推計)は約136万人で、前年度の約150万人から減少した。前年度は宿泊者の増加率が全国トップだったが失速した格好。増加率で10位圏外となった。一方で石川、富山、長野の各県は軒並み好調で、北陸新幹線の金沢開業による明暗がみてとれる。

 調査では、全国の延べ宿泊旅行者数を1億5313万人と推計。前年度比1・3%増だった。居住地と宿泊先の関係をみると、関東から甲信越・北陸への旅行者が前年度比119万人増で、北陸新幹線が関東からの誘客に貢献しているのが如実に表れている。

 増加率を都道府県別にみると、前年度は10位圏外だった富山県が1位に急上昇、石川県は9位(前年度6位)、長野県が10位(同圏外)にランクインした。

 本県は前年度、舞鶴若狭自動車道の開通や新幹線開業前のPR効果で関西からの宿泊者が急増。その反動もあり、15年度は延べ宿泊者数が約1割落ち込んだ。県の15年統計では前年比1・4%増とほぼ横ばいになっている。データのばらつきはあるものの、北陸新幹線のレールがつながったほかの県に比べると、新幹線効果は薄かったと言えそうだ。

 都道府県別の魅力度では、本県は「子どもが楽しめる」が10位に入り、前年度の6位から順位は落としたものの好位置をキープ。県立恐竜博物館が圧倒的な人気を集めている。しかし、「地元の人のホスピタリティ」が45位(前年度26位)、「現地で良い観光情報を収集できた」41位(同36位)など、依然として観光客のもてなしが課題となっている。

 調査は今年4月、インターネットで行い、有効回答数は1万5584件。

福井新聞社

最終更新:8月2日(火)8時0分

福井新聞ONLINE