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デンソー、秋田・湯沢市の80世帯で高齢者向けICTサービス実証

日刊工業新聞電子版 8月2日(火)12時32分配信

一定期間タブレット端末無操作で通達、乗り合いタクシーの予約も可能

 【名古屋】デンソーは1日、秋田県湯沢市が行う実証試験事業として同市の約80の高齢者世帯向けに情報通信技術(ICT)を活用した地域情報配信システム「ライフビジョン」のサービス提供を始めたと発表した。香川県直島町などで導入実績があるシステムで、今回は情報配信などの既存機能に加え「見守り」と「乗り合いタクシー予約」の二つの機能を追加した。

 インターネットとタブレット端末を利用し地域情報や防災情報の提供、資料閲覧などができる。追加した見守り機能は一定期間、端末を操作しない状態が続くと民生委員や市の担当窓口に通達する仕組み。毎日訪問しなくても安否確認ができる。乗り合いタクシー予約機能はタブレット端末の専用アプリケーション(応用ソフト)を使い予約できる。

 実証実験の期間は2019年3月末まで。湯沢市は高齢化が進み65歳以上の高齢者が全体の35%を超えているという。同市では、これまで民生委員やボランティアによる見守り事業を行ってきたが、ICT活用で高齢者支援を充実させる。

 デンソーのライフビジョンは14年に香川県直島町1400世帯、15年に京都府綾部市600世帯に導入実績がある。ほかの自治体でも実証実験を行っている。

最終更新:8月2日(火)12時32分

日刊工業新聞電子版