ここから本文です

薄板3品の6月末在庫、402万トンに減少

鉄鋼新聞 8/2(火) 6:00配信

 6月末の薄板3品(熱延・冷延・表面処理鋼板)の国内在庫(メーカー・問屋・コイルセンター、速報ベース)は、前月末比15万7千トン減の402万2千トンと再びマイナスになり、2014年2月(399万トン)以来の水準に低下した。5月末から6月末にかけての1カ月で過去10年平均(7万トン)を大きく上回る減少幅に対し、メーカーでは「(熊本地震や一部自動車メーカーの軽自動車生産中止など)これまで一過性の要因で出現しなかった在庫調整の動きが数字に表れた」(新日鉄住金)とみている。

 全体の在庫率は2・52カ月(前月は2・58カ月)。品種別では熱延が3・09カ月(3・07カ月)、冷延が2・25カ月(2・30カ月)、表面処理が2・04カ月(2・15カ月)。在庫率を試算する前提となる6月の国内向け薄板生産量は前年同月より約1%少なかった。
 在庫の内訳は、メーカーが前月末比6万1千トン減の177万8千トン、問屋が6万6千トン減の83万6千トン、コイルセンターが3万トン減の140万8千トンとそろって落ち込んだ。品種別では、熱延が8万3千トン減の205万1千トン、冷延が1万2千トン減の74万7千トン、表面処理が6万2千トン減の122万4千トンだった。
 7月末の在庫は、過去10年平均で6月に比べ5万トン減る一方、8月は7月より17万トン増える傾向で推移する。下期に向けて自動車、建材の需要回復が期待される中、薄板3品在庫は依然400万トン台を超える水準が続いており、さらなる在庫調整の進展とともに輸入在庫の動向が注視される。

最終更新:8/2(火) 6:00

鉄鋼新聞

なぜ今? 首相主導の働き方改革