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米海軍、3Dプリント製の重要部品を搭載したオスプレイの飛行テストに成功

sorae.jp 8月2日(火)16時20分配信

3Dプリントの波は趣味の分野だけでなく、航空業界にも押し寄せています。米海軍は3Dプリントで作成したエンジンナセルのチタンリンクやフィッティング部品を搭載した「MV-22B オスプレイ」が、7月29日にPatuxent River海軍航空基地にて初の飛行テストに成功したことを発表しました。
 
今回の飛行は安全な飛行に必要な重要部品を3Dプリントで作成し、実際の飛行テストに利用したという意味で初めての例となります。
 
これまで米軍は3Dプリント技術に興味を持っていましたが、これまでその利用をプロトタイプ製品や重要でない部品での利用に制限していました。その一例として、トライデント・ミサイルの電子部品のコネクターなどがあります。

今回の3Dプリントパーツはデジタル作成されたデータを元に、チタン粉を層状に噴出することで作成されました。また海軍航空システム司令部によれば、今回の初飛行は「3Dパーツが一般的になる」ための最初の一歩にすぎないとしています。今後は6つの重要パーツが3Dプリントによって作成され、来年にV-22 オスプレイや複数のヘリコプターでテストされます。
 
実験を担当したチームリーダーのLiz McMichael氏は、「今回の飛行は3Dプリントをどこでも、いつでも利用するための最初の一歩となりました。この技術は航空機の修理と開発を大きく変えることになるでしょう」と語っています。

近年は旅客機のエンジンに3Dパーツが採用される例も出てきています。3Dプリントによるパーツは製造コストの低下や部品調達の時間を低減が期待されており、今後も航空業界でますます広く利用されることでしょう。

最終更新:8月2日(火)16時20分

sorae.jp