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リーフに残された中学生2人、沖合で救助 石垣・宮良湾

沖縄タイムス 8月2日(火)11時2分配信

 1日午後8時10分、石垣海上保安部に「宮良湾のリーフに中学生が取り残されている」と通報が入った。中学生2人が親に救助依頼のメールを送っており、約1時間20分後、同保安部のヘリが陸から400メートル沖合で取り残されている中学生を発見。彼らの親が操縦する船に救助された。2人は釣り仲間。釣りを終えて戻ろうとしたが深みにはまって流され、リーフで立ち往生していた。

 「リーフにいる。助けて」。その連絡から約2時間後、2人は宮良川の河口付近で船から救急車に搬送された。少し疲れた様子ながら、ほっとした表情。1人は傷付き黒ずんだ素足のまま担架に寝そべり、もう1人はタオルを顔に巻いて腰掛けていた。

 宮良湾の岸壁には中学生の家族や同級生、友人らが捜索を見守り、無事の知らせが届くと安堵(あんど)の声が広がった。男子生徒の母親は「帰りが遅く心配していたら、『助けて』と(もう1人の生徒の親を通じて)連絡があり、どうしようと思った。早く顔を見て無事を確認したい」と足早に息子の元へ向かった。 

 同生徒の父親(40)は「無事だと聞きほっとした。釣り好きで夢中になる子だが、明るいうちに帰ってこいと、あれだけ言っていたのに。しばらくは釣りは禁止だ」と声を強めた。

 沖縄気象台によると、1日の石垣島地方は台風4号の影響で高さ4メートルの波が予測され、先島諸島に雷、波浪注意報、沖縄南方海上には海上強風警報が発表されていた。同日午後7時には石垣港内で高さ1・5メートル~2メートルの波を観測。この日は大潮で、石垣島は午後6時58分に満潮を迎えていた。

最終更新:8月2日(火)12時31分

沖縄タイムス