ここから本文です

7月の沖縄は暑かった 海面水温は観測以来最高、平均気温も1位タイ

沖縄タイムス 8/2(火) 12:05配信

 沖縄気象台は1日、沖縄の南の海域で平均海面水温30・1度と平年より0・8度高く、1982年の観測開始以来、過去最高を更新したと発表した。7月の沖縄地方(那覇など5カ所)の平均気温も、平年の平均気温との差が最大(0・9度)となり過去最高タイ記録に並んだ。専門家は「暑い日が続けば熱中症のリスクが増える。局地的な強い雨や落雷にも警戒が必要」と呼び掛けている。(社会部・知念豊)

 先島諸島を含む沖縄の南の海域ではことし6月も最高記録を更新、2カ月連続で高温状態が続いている。

 これまでに平均海面水温が最も高かったのは98年8月の30・6度。98年は台風の接近が少なく海水温が高い状態が続き、奄美地方や県全域で大規模なサンゴの白化現象が見られた。

 琉球大学の山田広幸准教授(気象学)は「エルニーニョ現象の終息でことしは台風発生が少なく、海面水温が上昇している。強い日射で暖められた空気の上昇気流で、急速に発達する積乱雲がもたらす局地的な強い雨や落雷にも警戒が必要」と注意を促す。

 一方、沖縄地方の7月の平均気温は那覇・久米島・宮古島・石垣島・与那国島の5カ所の平年差の平均がプラス0・9度となり、1946年以来過去最高だった2003年、07年に並んだ。県内観測所の平均気温は久米島29・8度、北大東29・9度など、5地点で最高気温を更新した。

 記録的な暑さの原因について同気象台は「フィリピンの東側で下降気流が強まったことで太平洋高気圧が西に張り出し、日射が続いたためではないか」と説明。向こう1カ月は南から暖かく湿った空気が入り込みやすくなり、沖縄の南の海域の海水温は30度を超える状態が続くという。

 山田准教授は「沖縄地方は傾斜が急な場所が多く、局地的な大雨で河川が増水し、鉄砲水を引き起こすこともある」と危惧。09年8月には那覇市樋川のガーブ川で鉄砲水が発生し、4人の犠牲者が出ており「黒い雲を見かけたら河川に近寄らないようにするなど、引き続き警戒と注意を」と強調した。

最終更新:8/2(火) 12:05

沖縄タイムス