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平和や家族、思い胸に 北日本新聞納涼花火

北日本新聞 8月2日(火)0時26分配信

■夜空に大輪、歓声

 光の大輪が夜空に輝き、河川敷は笑顔と歓声であふれた-。1日夜、富山市の神通川有沢橋下流で行われた北日本新聞納涼花火富山会場。詰めかけた観客は、平和の祈りや家族への思いを胸に、70回を重ねた夏の風物詩を楽しんだ。

 午後7時45分、観客によるカウントダウンで花火がスタートした。観覧席には、開催中の「とやま世界こども舞台芸術祭」の関係者約40人も来場した。実行委特別顧問のジャック・ルメール国際アマチュア演劇連盟名誉会長(フランス)は「音楽と花火のコラボレーションが素晴らしい」と満足そうに話した。

 70回を記念した大玉30連発では「ボレロ」の優美な旋律に合わせて大輪が空を埋め、「わあ」という歓声と拍手が沸き起こった。40年余り欠かさず来ているという富山市中島の会社役員、塚越茂廣(しげひろ)さん(68)は「目の前に迫ってくるよう。今までにないくらいすごかった。70回にふさわしい迫力で、病気の母親に見せてあげたかった」と話した。

 家族で訪れた富山市本郷町の会社員、野末達さん(37)の長男、好(よし)兼(かね)ちゃん(4)と長女の碧衣(あおい)ちゃん(2)も、70回記念の大輪に「すごい」と歓声を上げた。野末さんは「昨年は怖がっていたのにことしは楽しそう。成長を感じる」と目を細めた。

 同級生と訪れた富山市芝園中学校3年、羽岡美優(みゆう)さん(14)は、富山大空襲を経験した祖母の思いに触れ「花火を見て空襲を思い出す人もいる。花火大会には平和への願いが込められていることをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話していた。


■演奏や踊りで盛り上げ
 花火の打ち上げを前にサンセットイベントが開かれ、県内のフラグループ「ケオラロア オ カレファ プアケア」と県社会人吹奏楽連盟(会長・斉藤北日本新聞社常務)が出演した。

 プアケアを主宰するフェイ幸恵佐藤さん(高岡市)ら23人が、色とりどりの衣装で芝生に登場。「ブルーハワイ」や「カイマナヒラ」など6曲を優雅に踊った。

 県社会人吹奏楽連盟は約100人が参加し、マーチ「ミラージュ」や「宝島」など4曲を軽快に演奏した。ファンファーレも高らかに奏で、会場の雰囲気を盛り上げた。

北日本新聞社

最終更新:8月2日(火)0時26分

北日本新聞