ここから本文です

イ病の体験談を冊子に 富山国際大学生

北日本新聞 8月2日(火)22時5分配信

 富山国際大現代社会学部の学生が「環境社会学」の授業で、県イタイイタイ病資料館の語り部を務める小松雅子さん(60)の体験談を聞き書きして冊子にまとめた。2日に富山市東黒牧(大山)の同大で、学生が小松さんに冊子を贈呈した。

 授業は環境問題の歴史として日本の公害を取り上げ、大谷孝行教授(58)の指導で2、3年生45人が学ぶ。6月に小松さんが大谷教授と対談し、イタイイタイ病で亡くなった祖母クニイさんの苦しみや、父の故義久さんがイタイイタイ病対策協議会の初代会長として裁判に立ち向かったことなどを話した。

 学生は7班に分かれ、テープ起こしを通して一人語りの文体に再構成。七つの作品が出来上がった。この日は、各班の代表が小松さんに冊子を贈り、「生の声を聞き、考えを深めることができた」「多くの人と事実を共有し、未来へ残していきたい」などの感想も紹介した。

 小松さんは「一生懸命に聞き書きし、向かい合ってもらったと感じた」と感謝した。

北日本新聞社

最終更新:8月2日(火)22時5分

北日本新聞