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津波よけた神に花火を奉納

紀伊民報 8月2日(火)16時33分配信

 鹿島神社(和歌山県みなべ町埴田)の奉納花火祭が1日、みなべ町の南部海岸であった。過去の津波から地域を守ったとされる鹿島の神に感謝し、これからも守ってもらえるようにと願いを込めた神事。多くの地元の人が見物する中、地域の個人や企業、団体などから奉納された約1800発の花火が夜空を彩った。

 同神社によると、1707(宝永4)年の大地震で津波が押し寄せた際、鹿島から怪火が現れて押し寄せる高波を東西に分け、南部浦は波静かで被害が少なかったと伝えられる。その翌年から浜でたいまつ、ちょうちんを奉納する形で祭が始まったとされている。

 日が暮れる頃、氏子の九つの区(片町、埴田、芝崎、東吉田、栄町、北道、千鹿浦、南道、新町)の人らが海岸に縄を張って設けた「陣屋」に集まった。午後8時から花火の打ち上げ開始。早打ちや仕掛け花火が次々と開き、散っていく大輪の花火に見物人から拍手や歓声が上がった。花火終了後には、御仮屋から本殿に神を帰す儀式も営まれた。

最終更新:8月2日(火)16時33分

紀伊民報