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ユーロ圏:7月製造業の拡大ペースが鈍化-英EU離脱を懸念

Bloomberg 8月1日(月)17時47分配信

ユーロ圏では7月の製造業活動の拡大ペース が鈍化した。英国の欧州連合(EU)離脱選択に伴う不透明感が、新規 受注への重しとなった。

英マークイット・エコノミクスが1日発表した7月のユーロ圏製造 業購買担当者指数(PMI)改定値は52.0と、6月の52.8から低下。7 月22日公表の速報値である51.9から上方修正された。同指数は50が活動 拡大・縮小の分かれ目。域内で経済規模が最大のドイツでは製造業 PMIが2年ぶりの高水準となった一方、イタリアとスペインで勢いが 緩み、フランスとギリシャでは縮小した。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「PMIは製造業の着実な拡大を示している」とした上で、「指数以外 の部分をさらに掘り下げると、憂慮すべき状況がさらに明らかになる」 とコメント。「成長がますます不均衡な様相を強めていることが問題 だ。政策当局者を懸念させる材料となり、欧州中央銀行(ECB)に追 加刺激を求める声が強まるだろう」と付け加えた。

マークイットによれば、7月はユーロ安を背景に平均購入価格が1 年ぶりに上昇。その一方で出荷価格は下落が続き、新規受注の伸びは6 カ月ぶり高水準から鈍化した。

原題:Steady Euro-Area Factory Output Masks Worries in Periphery (抜粋)

--取材協力:Alessandro Speciale.

Carolynn Look

最終更新:8月1日(月)17時47分

Bloomberg