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債券大幅安、10年入札結果低調で売り加速-金融政策めぐる不透明感も

Bloomberg 8月2日(火)7時49分配信

債券相場は大幅安。長期金利は一時ゼロ%に接近して4カ月半ぶりの高水準を付けた。10年国債入札が市場予想を下回る低調な結果となり、売りが一段と強まった。日本銀行が9月の金融政策決定会合で「総括的な検証」を行うと発表して以降、金融政策に対する市場の見方が交錯しており、先行き不透明感の高まりが買いを手控えさせているとの見方が出ていた。

2日の長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比13銭安の152円11銭で取引開始。午前は入札に向けて水準を大きく切り下げ、151円6銭まで下落。午後の入札結果発表後は1円58銭安の150円66銭と日中取引で3月16日以来の安値を付けた。その後は151円台まで戻し、結局91銭安の151円33銭で終了した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より3ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.11%で開始し、午前にマイナス0.05%まで急上昇。午後は一時11.5bp高いマイナス0.025%と3月16日以来の高水準を付けた。その後はマイナス0.06%に戻して推移している。

三菱UFJ信託銀行資金為替部商品課の鈴木秀雄課長は、「10年債入札はさすがに環境が悪すぎた。とても腰を入れて買いを入れられるような状況ではなかった」と指摘。「背景としては、先週の日銀会合で追加緩和に対する不透明感が浮上したことだろう。次はマイナス金利の深掘りという期待などがぜんぶ吐き出されたかたち。総括的な評価ということで、その真意を測りかねる部分もある」と言う。

財務省が発表した表面利率0.1%の10年利付国債(343回債)の入札結果によると、最低落札価格は101円19銭と予想中央値(101円40銭)を下回った。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は27銭と前回の3銭から大幅拡大し、昨年3月以来の大きさ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.16倍と前回の3.64倍から低下した。

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最終更新:8月2日(火)15時39分

Bloomberg

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