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日本株下落、米統計鈍さと原油安、債券急落-TOPIX半月ぶり安値

Bloomberg 8月2日(火)7時58分配信

2日の東京株式相場は下落し、TOPIXは終値で半月ぶりの安値を付けた。米国製造業活動の拡大ペース鈍化や海外原油価格の下げを嫌気する売りが先行、国内債券の急落も懸念された。鉱業など資源株、銀行など金融株、輸送用機器など輸出株中心に東証1部33業種は全て安い。

TOPIXの終値は前日比21.63ポイント(1.6%)安の1300.20と続落し、7月12日以来の安値水準。日経平均株価は244円32銭(1.5%)安の1万6391円45銭と反落。両指数ともきょうの安値引けとなった。

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、日本株市場では「ファンダメンタルズを重視する向きが多く、米経済指標をみながら動こうとしている」と指摘。また、国内債券市場が「『VaRショック(2003年の長期金利急上昇)』的な動きになってきた。時折タントラム(かんしゃく)が起きても仕方がなく、先行きが心配」との見方も示した。

米供給管理協会(ISM)が1日に発表した7月の製造業総合景況指数は、52.6と前月の53.2から低下し、エコノミスト予想の中央値53も下回った。同指数は、50が活動の拡大と縮小の境目を示す。また、1日のニューヨーク原油先物は、世界的な供給超過への懸念再燃で3.7%安の1バレル=40.06ドルと急落し、一時4月以来の40ドル割れ。6月高値からの下げが22%と弱気相場入りした。

きょうの日本株は海外材料が嫌気され、朝方から幅広い業種に売りが先行。日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れ増額による下支え効果などが見込まれ、前引けにかけやや下げ渋ったが、午後は取引後半にかけ先物主導で下げ幅を広げる展開になった。午後0時45分に10年国債入札で最低落札価格が市場予想を下回ったことが明らかになり、国内債券相場は下げ幅を拡大(利回りは上昇)。長期金利は4カ月半ぶりの水準まで上がった。

三井住友信託銀の瀬良氏は、「日本株も為替も、債券の急激な反応についていけていない」とし、債券市場の動揺が「リスクオフによる株安・円高としてフィードバックされる可能性がある」と言う。

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最終更新:8月2日(火)15時42分

Bloomberg