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不安定な米経済、建設ブームの減速に直面-建材メーカーの業績に注目

Bloomberg 8月2日(火)10時8分配信

米テキサス州ブリッジポートの採石場で、米国の建設ブームが壁に突き当たりつつあるかもしれないと断定することは難しい。鉄道貨車やトラックが長い列をつくり積み込みを待っている。建設資材メーカーのマーチン・マリエッタ・マテリアルズ向けにテキサス北部とオクラホマ州で多くの採石場を運営しているデーン・ガッツェマイヤー氏は「石の搬送は多い」と話す。

建設ブームは最近まで米経済の力強さを示す数少ない分野の一つだった。だが建設業の雇用者数は3月から減少しており、5月の支出は前年同月比で3%未満と、2011年以来最も低い伸び率となった。昨年の急成長後、今はこの落ち込みが一時的なものなのか、あるいはもっと長期的で経済の大きな足かせとなる前兆なのかということが問題となっている。

建設業のデータを集計しているドッジ・データ・アンド・アナリティクスのチーフエコノミスト、ロバート・マリー氏は「かなりしっかりした成長が2年続いた後の減速プロセスだ」と述べる。

減速は建設業界の雇用者数に見て取れる。季節変動調整後の建設業雇用者数は、リセション(景気後退)後のピークだった3月の約670万人から2万2000人減った。雇用者数は12年以来の2カ月連続の減少となった。

米建材メーカーのバルカン・マテリアルズが1日発表した4-6月(第2四半期)決算もこのトレンドを裏付ける。売上高と利益がいずれもアナリスト予想を下回り、同社は悪天候で出荷ペースが落ち、大型プロジェクトの開始が遅れたことを低迷の理由に挙げた。

原題:Fragile U.S. Economy Now Facing a Slowdown in Building Boom (1)(抜粋)

Thomas Black

最終更新:8月2日(火)10時8分

Bloomberg